占領期女性のエンパワーメント
- サブタイトル
- メアリ・ビーアド、エセル・ウィード、加藤シヅエ
- 編著者名
- 上村 千賀子 著
- 出版者
- 藤原書店
- 出版年月
- 2023年(令和5年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- 425p,図版 [8] p
- ISBN
- 9784865783834
- NDC(分類)
- 367.21
- 請求記号
- 367.21/U42
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 本書関連年表(1874-2001):p380-394 文献一覧:p408-421
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
序章 三人の交友とその書簡
一 歴史家メアリ・ビーアド
二 石本(加藤)シヅエとの出会い
三 日本女性史エンサイクロペディア編纂会
四 シヅエの検挙と編纂会の解散、英文原稿をメアリに送る
五 総力戦体制下の苦悩-シヅエ、私たちは信念を問われたらなんと答えようか
六 メアリ・ビーアドとエセル・ウィードの往復書簡の始まり
七 CIE女性情報担当官エセル・ウィード
八 メアリ・ビーアドとエセル・ウィードの往復書簡の概要
第Ⅰ部 「女性解放」をめぐる占領政策とメアリ・ビーアド
第一章 マッカーサーの女性参政権付与とその意義
一 マッカーサーの女性参政権付与
二 マッカーサーの意図とメアリ・ビーアドの評価
三 公式回答の効果
四 フェミニズム(女権拡張)運動に対する強い警戒
第二章 女性政策を推進するためのネットワーク
一 ウィードの女性問題担当室
二 女性政策を推進するためのネットワーク
三 加藤シヅエのリーダーシップ
四 ネットワークの拡大
第三章 女性の選挙権行使のための情報事業
一 GHQの選挙対策
二 女性を投票させるための情報計画
三 「女性参政権は婦選運動の賜」-女性のエンパワーメントを目指して
四 メアリの助言と激励
第四章 女性団体の民主化
一 終戦直後の女性団体と文部省の施策
二 ウィードの民主的女性団体育成策
三 地方軍政部CIEとの連携
四 女性を行政施策の対象とする「婦人教育」をめぐる対立
五 女性団体の民主化活動から「婦人教育」の振興へ
六 メアリからウィードの草の根実践活動へのエール
第五章 労働省婦人少年局の設立
一 労働省婦人少年局の設立過程
二 アメリカ合衆国労働省女性局との違い
三 行政改革と婦人少年局廃止反対運動
四 「女性局」についてのメアリの提案
五 民主主義に即したウィードの支援
六 ウィードの指導方法に対するメアリの評価
第六章 日本国憲法の制定-ベアテ・シロタと加藤シヅエの奮闘
一 日本国憲法第二十四条の起草者ベアテ・シロタ・ゴードン
二 帝国議会での審議
三 日本国憲法制定過程へのメアリの関心
第七章 民法と刑法の改正
一 家族制度廃止に貢献した「かげの人」エセル・ウィード
二 刑法の一部改正による姦通罪廃止
三 姦通罪削除問題についてのメアリの意見
第八章 日米交流の架け橋
一 時間がかかる変革への道-一九四七年二月
二 本を送る-一九四七年五月
三 『アメリカ政治・社会科学学会年報』女性特集号を送付-一九四七年六月
四 メアリへの来日の要請-一九四七年六月
五 ウィードのビーアド家訪問-一九四八年四月
六 チャールズ・ビーアドの死去-一九四八年九月一日
七 『アメリカン・スピリット』の翻訳-一九四八年十一月
八 統治と個人の自由、民主主義に関する議論-一九五〇年八月
九 日本の女性リーダーとの交流-一九五〇-五一年
第Ⅱ部 女性史を書く
第九章 『歴史における力としての女性』の出版(一九四六年)
第十章 日本女性史の構想から出版契約まで(一九四六-五一年)
一 出版計画
二 出版の目的
三 編集の過程
四 出版への険しい道のり
五 アメリカの出版社(五社)から出版を断られる
六 出版への明るい希望
七 加藤シヅエの訪米、そして日本での出版決定
八 占領終了後のウィードの計画
九 著作権、翻訳と印税について
第十一章 『日本女性史-日本史における女性の力』(一九五三年)の概要
終章 占領終了、そしてそれぞれの旅だち
あとがき
本書関連年表(1874-2001)
注
文献一覧
主要人名索引
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