残留兵士の群像
- サブタイトル
- 彼らの生きた戦後と祖国のまなざし
- 編著者名
- 林 英一 著
- 出版者
- 新曜社
- 出版年月
- 2023年(令和5年)1月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 344p
- ISBN
- 9784788517936
- NDC(分類)
- 334
- 請求記号
- 334/H48
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
序章 日本軍兵士の残留
第一章 残留兵士の組織化と英雄化-インドネシア
1 一九五〇年代
栄光のかげに 市来龍夫 特別ゲリラ隊 国家独立英雄 記念碑
2 一九六〇~一九八〇年代
ジャピンド 国籍問題 ジャピンドⅡ ハルジョの帰国 田中年夫 互助団体 協力会 里帰り 批判の声 失敗の要因 戦友会の模倣
3 一九九〇~二〇〇〇年代
帰国せず 帰らなかった日本兵 ムルデカ 独立アジアの光 小野盛 戦病死 事故死 戦争指導 私の父は日本兵だった 息子は日本へ行った 大日本ナショナリズム ジャピンドわれアジアに死す インドネシア独立戦争中のひとりのサムライ
第二章 土着化した残留兵士-マレーシア、シンガポール、タイ
1 一九七〇年代
司馬遼太郎と今村昌平 未帰還兵を追って/マレー編 未帰還兵を追って/タイ編 藤田松吉 「棄民」シリーズ
2 二〇〇〇年代
花と兵隊 少数民族 妻たちの語り
第三章 特異な残留兵士-グアム島、ルバング島、山西省
1 一九六〇~一九七〇年代
皆川文蔵と伊藤正 横井庄一の出現 小野田寛郎の捜索劇 日比友好の象徴 小野田フィーバー 対外関係、経済成長、戦後教育世代の台頭 帝国意識の継続 熱狂の終焉
2 二〇〇〇年代~二〇ニ一年
小野田イメージ 島民を襲った加害者 ONODA 恥ずかしながら 遺された声 運命はあった 蟻の兵隊
第四章 残留兵士と家族-ラオス、ベトナム
1 一九七〇年代
三人の未帰還兵 ラオス王国軍大佐 ベトミン ベトナムのやさしき日本兵
2 一九九〇年代
メコンの風 二つの戦争
3 二〇〇〇年代~二〇ニ一年
引き裂かれた家族 杉原剛 天皇ベトナム訪問 遥かなる父の国へ 私の父もそこにいた 猪狩和正 帰郷 猪狩正男 都市へ トオイと正人 瀬戸武治 日本人に戻る 瀬戸正人 遅れて日本人になる
第五章 忘却された残留兵士-台湾人
1 一九七〇~一九八〇年代
還ってきたモロタイの勇士 スニヨンの一生 日本に帰れなかった中村輝夫
2 一九九〇~二〇一〇年代
台湾アイデンティティー 台湾に帰れなかった宮原永治 二〇歳のころ
終章 映像における残留兵士の実像と表象
註
あとがき
映像作品索引
事項索引
人名索引
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