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戦後日本映画史

サブタイトル1~10
企業経営史からたどる
編著者名
井上 雅雄 著
出版者
新曜社
出版年月
2022年(令和4年)9月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
508p
ISBN
9784788517813
NDC(分類)
778
請求記号
778/I57
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
参考文献:p485-493
和書
目次

はじめに―課題・対象・方法
 
第1章 映画臨戦体制の確立と大映の創立
1 大映の創立
2 大映創立後の映画業界
3 戦争末期の映画産業
4 戦後への展望―むすびにかえて
 
第2章 占領下の映画産業と大映の企業経営
1 戦後直後期の大映
2 戦後復興期の大映
3 「日本映画の危機」
小括
 
第3章 占領終結前後の映画産業と大映の企業経営(上)
1 映画倫理機構の設立と時代劇規制の撤廃
2 政府による映画産業助成策
3 『羅生門』のグランプリ受賞
4 レッドパージ
 
第4章 占領終結前後の映画産業と大映の企業経営(下)
5 映画産業の経営実態
6 大映の作品傾向と製作スタイル
7 各社の企業業績
小括
 
第5章 ポスト占領期における映画産業と大映の企業経営(上)
1 日本映画の輸出促進策と東南アジア映画祭
2 二本立興行の定着と製作体制
 
第6章 ポスト占領期における映画産業と大映の企業経営(中)
3 興行時間規制問題と映画審議会
4 「太陽族映画」と映倫の改組
 
第7章 ポスト占領期における映画産業と大映の企業経営(下)
5 日本映画の「カラー」化の進展
小括
 
第8章 日活の映画製作再開と「五社協定」―ポスト占領期における企業間競争の変化
1 日活の映画製作の再開
2 「五社協定」の成立
3 日活による引抜き攻勢と「五社協定」
4 日活の再参入による映画市場の変化―むすびにかえて
 
第9章 日本映画の戦後「黄金期」の実態(上)
1 映画産業の量的拡大とその影響
2 製作・配給各社の製作効率
 
第10章 日本映画の戦後「黄金期」の実態(下)
3 永田舌禍事件と大映の企画政策
4 優秀映画とヒット作品
5 各社の経営動向と作品傾向
6 各社の企業業績
小括
 
第11章 新映画会社の設立構想とその挫折―「日映」事件とその歴史的意味
1 大映の経営体質
2 「日映」の設立構想
3 「日映」事件とは何であったのか
4 「日映」事件の歴史的意味―むすびにかえて
 
第12章 一九五〇年代末葉の映画産業と大映の企業経営
1 テレビ放送の開始と映画各社の対応
2 ワイドスクリーンの普及
3 業界団体の組織改編とその主な活動
小括
 
おわりに―日本映画産業はなぜ危機に陥ったのか
あとがき
解説 企業経営の観点から日本の映画産業史を捉え直した画期的な仕事―故・井上雅雄先生が遺されたご研究の価値とその志を受け継ぐべき者たちの課題(谷川建司)
参考文献
事項索引
人名索引