図書イッショウ ケンメイ キョウ マデ イキテ キタト000069449

いっしょうけんめいきょうまで生きてきたと!

サブタイトル1~10
長崎県立養護施設「向陽寮」の元寮生たちの手記
編著者名
鶴 文乃 編
出版者
読書日和
出版年月
2022年(令和4年)12月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
190p
ISBN
9784991032158
NDC(分類)
369.43
請求記号
369.43/Ts84
保管場所
閉架一般
内容注記
復刻版,新版 ファミネット 2008年刊の増補
和書
目次

はじめに
 
第一章 子どもたちの「その時」
六年間で居場所が十か所以上変わる
小学三年生で一人暮らしに
中学生で弟妹三人の支柱になる
母が寮生みんなのものになって
無事に引揚げできたものの幼い子ども三人だけに
小さな命を支えるのに必死だった日々
 
第二章 ひまわりの宿「向陽寮」
リーダーシップが身についた寮の体験
寮長の娘さんと分け隔てなく育てられ
楽しさの中にも孤独感が
「二親の笑顔知らず過ぎし日のマリヤの微笑(ほほえみ)母と思えし」
画家への夢を育んだ時
人生の基礎を作った寮生活
寮での集団生活が社会で役立つ
向陽寮のお母さん・餅田千代さんへの想(おも)い
 
第三章 「向陽寮」から社会へ
役立った忍耐精神
美容師として自立
画家として生きることを決心
龍庵窯のオーナー兼職人として生きる
施設出身者という差別の風を生き抜いて
前向きに考え人との付き合いを大事に
 
第四章 いま、その時の子どもたちが思うこと
平等な立場でお互いが尊重できる社会を
自立する力をつけてくれた向陽寮
美術家も平和な世界をつくるために
無理をしない環境で自分ができることを
大人の庇護を受けられない子どもは公共施設に
助け合いながら生きてきた寮生活
戦争だけは二度と起きてほしくない
人に優しく自分中心主義にならないように
 
第五章 「向陽寮」の周辺から
向陽寮と私―五十九年が経過して―
向向陽寮、「武君―仮名」のこと
長崎市立滑石小学校に赴任して
 
初版あとがき
 
第六章 初版出版後の思いがけない展開など
過去も未来も「ひまわりの子ども」として、堂々と生きたい
七十五年ぶりの「父と祖母の再会」に立ち会って
初版本から十四年経って
 
発行者の立場から
用語解説
参考資料
Ⅰ 長崎県立養護施設「向陽寮」
Ⅱ 学童疎開と戦災孤児
Ⅲ 長崎県立養護施設「向陽寮」開設までの流れ
クラウドファンディングに関するご報告およびお礼
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