図書センジカ ノ ノーサイド000069440

戦時下のノーサイド

サブタイトル1~10
大学ラグビー部員たちの生と死
編著者名
早坂 隆 著
出版者
さくら舎
出版年月
2022年(令和4年)7月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
310p
ISBN
9784865813494
NDC(分類)
783
請求記号
783/H47
保管場所
開架一般
内容注記
年表:p[301]-[308] 参考文献:p309-310
和書
目次

まえがき
東アジア・太平洋地図
ラグビーポジション図
 
序章 ラグビーの産声
ラグビー校のエリス少年
日本ラグビー発祥の地
慶應義塾大学での第一歩
日本ラグビー蹴球発祥記念碑
日本人の初トライ
慶應義塾大学蹴球部の発足
日露戦争下のラグビー
日本ラグビーの「教科書」
京都への伝播
日本人チーム同士の初試合
京都の森に存する「第一蹴の地」
香山蕃の登場
ラグビー精神への共鳴
伝道師たちの最期
 
第一章 ラグビー部、続々誕生
京都帝国大学ラグビー部発足への萌芽
「花園」へ続く日本フートボール優勝大会の開催
早稲田大学ラグビー部の発足
東京帝国大学ラグビー部の発足
京都帝国大学ラグビー部の創部
最初の東大―京大戦
正式な部としての初試合
早慶戦のはじまり
明治大学ラグビー部の発足
リーグ戦のはじまり
慶應義塾大学との初試合
東大から待望の初白星
 
第二章 ラグビーブームの到来
京大、新グラウンドの完成
シンボルマーク「ランパント・ライオン」の誕生
早稲田大学との初試合
香山蕃、京大ラグビー部のコーチに
モダンラグビーへの変化
主将・望月信次のその後
ニューギニアからの帰国
貫かれたラグビー精神
父親のいた場所
 
第三章 京大、初優勝へ
昭和の幕開け
星名秦と「星名組」の青春
慶應義塾大学の挫折、群雄割拠の時代へ
伝説の京大対慶大、元日決戦
初の全国制覇
部歌「真澄の空よ」
星名秦と満鉄
星名ラグビーの誕生
教え子たちの証言
 
第四章 白獅子の黄金時代
東西選抜対抗試合と秩父宮雍仁親王
「木崎ドクター」とラグビー
戦前ラグビーの貴重な映像
早稲田大学と遺恨
三連覇の達成とラジオ中継
阪神タイガースとラグビー
聖地・花園ラグビー場の完成
初の海外遠征、「日本代表」の結成
カナダでの熱闘とフェアプレー
ラグビーに生きた香山蕃の生涯
受け継がれる香山の精神
 
第五章 戦前ラグビーの国際交流
朝鮮のラグビー熱
滿洲事変の勃発
明治大学の初優勝
内藤資忠の三カ年計画
屈辱の大敗
滝川事件の発生
全豪州学生チームの来日
俳句から見るラグビー
病いに倒れた主将
チーム再建、第二の黄金期へ
ニュージーランド学生選抜の来日
部の復活を支えた人たち
斎藤明のスクラップブック
メレヨン島の悲劇
 
第六章 日中戦争とラグビー
日中戦争下のラグビー
満洲国とラグビー
建築家・内藤資忠の矜持
試合前の黙禱
昭和十四年、石黒孝次郎の入部
ノモンハン事件
生活にしのびよる戦争の影
慶大戦での劇的なドロップゴール
京大フロントローの意地
 
第七章 ラグビー発祥国との戦争
石黒孝次郎とラグビー
戦時下のラグビー部員たちの青春
繰り上げ卒業
真珠湾攻撃の日
断ち切られた日常
石倉孝次郎の出征
島内で見つけたトロフィー
南方「恋飯島」の抑留
ラグビー部の恩師との再会
ファイティング・スピリットを胸に
 
第八章 ラストゲーム
部員数の現象
ラストプレーのチャンス
戦時下の新入部員
春のリーグ戦での熱闘
台湾からのラガーマン
戦局の悪化
最後のシーズン
慶應義塾大学の復活
ラグビーから「闘球」へ
花園ラグビー場の大鉄傘回収
学徒出陣の決定
送別試合の実施
最後の同志社戦
幻の東大戦
戦時下のノーサイド
 
第九章 原爆とラガーマン
出陣学徒壮行会
京都帝国大学での壮行式
寂しきグラウンド
上海でのラグビー
海軍の訓練の一環となったラグビー
広島と一人のラガーマン
被爆者としての戦後
 
第十章 炎は散れども消えず
フィリピンの空にて
沖縄での戦い
特攻と家族への遺書
早大・元監督の最期
明大・元主将の最期
東大・元部員の最期
シベリア抑留者たちの悲劇
京都で上がったラグビー復活の狼煙
京大ラグビー部の再出発
九十四歳の微笑み
 
あとがき
年表
参考文献