図書アメリカ コムギ センリャク ト ニホンジン ノ ショクセイカツ000069435

「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活

サブタイトル1~10
新版
編著者名
鈴木 猛夫 著
出版者
藤原書店
出版年月
2022年(令和4年)12月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
vi,262p
ISBN
9784865783742
NDC(分類)
498
請求記号
498/Su96
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
新版 新版序:江崎道朗 参考文献:p250-252 日本の食生活史年表(1868-2002):p253-262
和書
目次

新版に寄せて―日本の食生活と食糧政策を考え直すために(江崎道朗)
まえがき
 
第Ⅰ部 「アメリカ小麦戦略」と学校給食
第一章 アメリカの小麦戦略
「世界のパン籠」アメリカの事情 MSA協定と粉食奨励 日本の食生活を変えた、PL四八〇法案 第一回余剰農産物交渉の顛末(てんまつ) 元農林省事務次官の述懐 第二回余剰農産物交渉始まる
第二章 粉食奨励案
オレゴン小麦栽培者連盟 リチャード・バウム、日本で活動開始 キッチンカー走る 厚生省栄養課長・大磯敏雄氏の食哲学 パン食普及活動 米攻撃のキャンペーン
第三章 学校給食とアメリカ余剰農産物
援助物資で学校給食始まる パンとミルクの完全給食 日本独立で学校給食の危機 「小麦戦略」はアメリカの謀略か
 
第Ⅱ部 日本人の食生活と栄養学
第四章 脚気論争と主食論争
米食偏重への懸念 米はどのようにして食べられてきたか 脱穀、籾(もみ)すり、精米の作業 脚気(かっけ)の発生 白米常食になった理由は何か 明治の脚気論争 ドイツで病気細菌説 海軍の兵食改良で脚気減少 「脚気論争」熾烈(しれつ)になる
陸軍の脚気対策は森鷗外が 陸海軍、脚気問題で対立 脚気病調査会発足 米糠(こめぬか)療法ブームとなる 主食論争始まる 法定米は七分づき米に
第五章 戦後の栄養改善運動
戦後の主食はどうなったか 白米を基礎にした栄養改善 動物性食品と油脂類が食の近代化?
第六章 欧米型栄養学導入の間違い
日本とヨーロッパの風土の違い 食性について 栄養のバランスが大事、とは 肉は栄養食品・・・・・・かどうか 牛乳神話の危険性 栄養学の大失敗
第七章 日本型栄養学の普及を
パン食の問題点 伝統的食文化の見直しを 食生活全体の見直しが大事 食生活改善の具体策
 
あとがき
参考文献
日本の食生活史年表(一八六八~二〇〇二)