戦争と住宅
小序
第十五章 都市住宅の研究
大阪の長屋住宅
市街地型住宅の平面型
住居標準について
清水一の「住宅」
「建築計画に於ける動線」
統計的研究
大仙房
東海道漫歩
石橋君帰還
堺の町屋調査
悉皆調査の着手
「建設されつつある都市住宅」
「都市住宅の建築学的研究」
第十六章 都市計画論争
「都市計画」への注目
「日本の都市計画」批判
高橋寿男の都市計画論
「都市計画」の問題点
「都市計画と建築家」
日本の都市計画
土木と建築
批判と反批判
都市計画回覧討論
politikとtechnik
「都市計画と地代」
中村綗の「適地論」
「適地論」批判
第十七章 日中戦争
日本工作文化聯盟
「聯盟」批判
建築運動とは
「日本折衷主義と我国の建築運動」
事変前夜
「シナ事変」
都市住宅の平面分析
応召
陸軍火工廠
鉄骨の工場設計
第十八章 宇治火薬製造所
宇治火薬製造所
製造所界隈
酸漬け
現場監督
工事の質
井戸上家
都市住宅の防火構造法
平面型的研究
防空対策
宿直
禁野弾薬庫爆発
火薬製造所の建築
香里製造所
雌伏生活
戦線と銃後
官僚主義
軍と技術
第十九章 国民住居
事変の展開
住宅難の激化
「住宅政策への一展望」
「国民住居の提唱」
召集解除
平面型研究の総括
統制経済
高度国防国家
建築の新体制
第二十章 住宅基準論争
教室に帰る
基準寸法の研究
「庶民住宅の技術的研究」
住居の基本空間
持家主義
長屋建と二階建
「国民住宅」への期待
住居の質
住み方調査
第二十一章 住宅営団
東京情報
再度の就職
住宅営団研究部
千住緑町の調査
『社会政策時報』特輯
極小住宅の平面基準
荒木正巳君逝く
『住宅用語集』
『すみか』
住宅建築家
敗走する建築学
住宅計画の方法論
「建築学的課題」
東京市住み方調査
第二十二章 民族耐乏
戦争の泥沼
「大東亜戦争」
試作パネル住宅
建設基準の切下げ
土間と畳面
食寝分離論
住宅営団の新平面基準
民俗耐乏
『住宅問題』
忘年晩さん会
住宅研究会
「南方戦線の建築」
初空襲
住宅統計
生活基準の構成
第二十三章 大東亜建設
大東亜建設委員会
大東亜建設と建築
神がかり論
共栄圏の建築様式
さまざまな様式論
大東亜建設記念営造計画
大東亜聖地
祝祭都市
造形性と企画性
第二十四章 戦時規格
戦局の転換
軍・官・顔
居住習俗の指導方向
住み方座談会
戦時下の営団住宅
住み方の地方性
お花茶屋の「実験住宅」
戦時規格
住み方指導叢書
第二十五章 大陸旅行
箱根の春
中国旅行
華北から満州へ
無住宅率
大日向村
満州国の開拓
開拓団所見
第二十六章 決戦段階
既存住居施設の動員
余裕住宅の開放
決戦段階の住宅対策
都市疎開と住宅問題
住宅問題研究会議
営団改革の提言
建設総隊
建設隊綱領
東京引揚げ
『国民住居論攷』
標準生計費の研究
『庶民住宅の研究』
第二十七章 敗戦
戦時下の教室
戦時研究
営繕課長
大学の建物疎開
防衛隊
在郷軍人会
奉安庫とトンネル
敗戦
結び
人名索引