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サブタイトル1~10
ハイカラとはどうすることか カッパ・ブックス
編著者名
マダムマサコ 著
出版者
光文社
出版年月
1956年(昭和31年)6月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
222p
ISBN
NDC(分類)
593.3
請求記号
593.3/Ma25
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

はじめに
 
一 ハイカラとは、どうすることか
ハイカラとは、新しいということではない
「この柄(がら)は、ここがハイカラだ。」
「あの人は、ハイカラが分からない。」という言葉
日本の粋(いき)と通じる西洋のハイカラ
「灰汁(あく)ぬけがしている」ということ
世界的なハイカラ――巴里の巡査と英国の海軍士官
「小またおn切れあがった」シルエット
 
二 なんとしても、自分の一番いいところを見つける
自分は、どんな感じの女か
映画や芝居だったら、自分はどんな役が似合うか
目だけでも、その人その人の出している感じが違う
芝居や映画のメークアップの話
女らしさが誇示(こじ)されている、おかめのお面(おめん)
 
三 流行はハシカ
赤い靴下
流行はハシカ
魔(ま)よけの赤
ジュニア・スタイルのはき違い
まず、子供服らしさを一掃(いっそう)して
ギャザー・スカートというもの
若い人は年増(としま)のまね、年増は若い人のまね
地味(じみ)や派手(はで)は年齢ではない
 
四 流行か、どれでもみな似合(にあ)うという人はいない
おっぱいのパッド
八頭身でなっくても
やせた人、肥(ふと)った人
女の個性と男の個性
まず、衿(えり)もとをゆるくして首を出す、女らしいデザイン
新しい「S字ライン」のシルエット
戦後のフランスの流行の基調(きちょう)
流行が、どれでもみな似合うという人はいない
 
五 流行は、どこから生まれるか
流れて行って、行(おこな)われていく
巴里は、流行だってせちがらい
流行の行なわれていないような巴里
感じの出し方を知っている人たち
巴里の下町(したまち)、モンマルトルで
おっちょこちょいの中にまた、ある一つのシックさ
シックでとれるお金
雑誌には、写真うつりのいいのを出す
巴里の一流洋裁店は、お金持の気に入るようにしながら
うまく、ほんとうのシックを織(お)り込んでいく
ボートマン・シャツと海賊パンツ
 
六 まず、色彩(いろ)の美しさ
色さえよければ、巻きつけただけでいい
夏でも、まっ白の似合わない人もある
専門家が凝(こ)って作って、ちっともよくない配色(はいしょく)
洋服の効果(こうか)は、形と色とが半分半分
近ごろの色の傾向(けいこう)
洋服の色と配合(はいごう)
 
七 知っておきたい柄(がら)とデザイン
ウールものの家元(いえもと)は英国
一番本格的な柄(がら)
シェパード・チェック
鳥のあし(ピエ・ド・プール)
ヘリング・ボーン
グレン・チェック
ガンクラブ・チェック
大柄(おおがら)の格子(こうし)(ホース・ブランケット)
ヘアー・ストライプ
ペンシル・ストライプとチョーク・ストライプ
ウインドー・ペイン
流行の取り入れ方
スポーティとドレッシイ
うち着とよそ着
 
八 着こなしのコツ
裾(すそ)さばき
ハイカラが分かってくる道程(どうてい)
ベレーのかぶり方
あみもののハイカラさ
ハンドバッグの持ち方
女のはくズボン
実存主義者(エキジスタン・シアリスト)のズボン
サルトル・ズボンをはく弁解(べんかい)
女のもつシックへの要求
太いズボンは、ごく贅沢(ぜいたく)か、イヴニング用
江戸(えど)っ子(こ)の侠気(きょうき)にも通じる細いズボン
細いズボンのはきこなし
 
九 アクセサリイの考え方
つけたほうが、いいか、悪いか
全体の効果(こうか)を考えたうえで
完全な服には、アクセサリイのつけ場のないときもある
「必要(ひつよう)なアクセサリイ」と「飾(かざ)り用アクセサリイ」
洋服生活の歴史が浅いからか