占領下中道政権の形成と崩壊
序章 占領と中道政権――「改革」、「復興」、そして「統合」――
第一部 民政局と日本政治の民主化
第一章 GHQと日本の政党――非軍事化の段階――
第一節 アメリカ(GHQ)の対日政党政策――ワシントン、マニラ、東京――
第二節 政党の復活とその戦後構想
第三節 一九四五年選挙法改正をめぐる動き――内務省、政党、GHQ――
第四節 第一次公職追放と民主人民戦線運動
第二章 民政局と日本国憲法体制の成立
第一節 憲法改正をめぐる動き
第二節 一九四六年四月総選挙とGHQ
第三節 「政権空白期」と吉田内閣の成立
第四節 民政局の日本政党観
第五節 第二次公職追放
第三章 経済復興運動と倒閣の動き
第一節 労働運動の復活と初期労働運動
第二節 社会党の経済政策――鈴木茂三郎と社会主義政治研究所――
第三節 産別一〇月闘争――「革命」か「改革」か――
第四節 経済復興会議と吉田内閣
第二部 民政局と中道政権
第四章 一九四七年四月総選挙と片山内閣の成立
第一節 倒閣運動から二・一ゼネストへ
第二節 一九四七年選挙法改正と政党再編
第三節 一九四七年四月総選挙と片山内閣の成立
第四節 「改革派」連合としての片山内閣
第五章 片山内閣と復興問題
第一節 GHQと経済復興―「不干渉」から「介入」へ
第二節 片山内閣の経済政策――経済安定本部と経済復興会議――
第三節 W・ドレーパーの来日――「改革」から「復興」へ――
第四節 「一九四七年度前期補正予算」問題をめぐる政治過程
第五節 平野農相罷免問題――動揺する片山内閣――
第六節 炭鉱国家管理問題をめぐる政党間対立
第七節 ワシントンと東京――過度経済力集中排除法をめぐって――
第六章 片山内閣の崩壊
第一節 政党状況の流動化と労働攻勢
第二節 「〇・八カ月補正予算」問題をめぐる政治過程
第三節 社会党左派の攻勢と芦田新党構想
第四節 民政局と「内閣危機」
第五節 民政局の「中央党」構想
第七章 民政局と芦田内閣
第一節 芦田内閣の成立
第二節 ケナン、ドレーパーの来日とGHQ
第三節 芦田内閣と経済復興問題
第四節 「一九四八年度予算」問題をめぐる与党内の亀裂
第五節 マッカーサー書簡と政令二〇一号
第六節 芦田内閣の崩壊と山崎首班工作
第七節 一九四九年一月総選挙
終章
注
あとがき
索引