図書アイサイ ノ キ000069129
哀妻の記
サブタイトル1~10
傷痍軍人のど根性 体験の仏教;9
編著者名
浅川 治康 著
出版者
佛乃世界社
出版年月
1974年(昭和49年)7月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
250p
ISBN
NDC(分類)
289
請求記号
289/A84
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次
<第一章> 少年、家を出る
万葉の里
父ちゃんが死んだ
お城跡の農学生
通学列車の女学生
頭ア、右イッ!
少年、丁稚修行に行く
<第二章> 青年、名を変える
今日から丁稚の康吉どんや…
丁稚一年生:
束の間の楽しみ
吉川治康、甲種合格!
「帝国陸軍二等兵」誕生:
眠れなかった兵舎の一夜
〽起キント班長サンに叱ラレルー
新兵教育が終わった
一冊の手牒
国境を越えた
斉斉哈爾守備隊
初めて戦争をした!
とうとう養子になった
美しいいいなずけ
<第三章> 上等兵、戦争に行く
戦争は勇ましくない
あっけなく黙って死ぬ
虐殺の道筋
処刑の光景
故国から便りが来たぞー
徐州徐州と-
脚をやられたっ!
脚が消えた
<第四章> 片脚なき兵、妻を持つ
自殺でもしよう
二度目の、這えば立て立てば歩め
見合をしなはれ
よろしゅう頼みます
治康、助けてくれえ
お義理の信仰から
体験が芽生えさせた
火の粉の中の究呪(くじ)
焼跡の金庫
しっかりしなはれ!
泥田の中の義足
戦争負けたんや
<第五章> 夫婦、法の道を歩く
再建や!
妻に引かれて支部拝受
七面山の朝
私にも体験談が話せた!
商売を開く
独立して、浅川支部となる
会員の喜び
不況を切り抜けたもの
二十五支部に御旗が!
「文江、ありがとう」となぜ
私の力は三分の一
養母逝く
<第六章> わが師、わが妻文江、霊界に帰る
思い切ろう!
法座回り一筋に
文江は楽しかったのか
三十三年目の妻への土産
私はひがんでいたのだ
「お父さん…」と肩に呼んだ
…死んだ
妻の木陰に
文江は旅立った
文江はもういない
文江、お前は美しかった
心から、ありがとう