瞬間の生命　第一部

題字　（元陸上自衛隊北部方面総監陸将・橋本正勝）
序文　（陸上自衛隊第十一師団長陸将・中村龍平）
自序
ノモンハン白兵戦闘
　
出陣
　
国境「ハンダガイ」へ
召集電報に荒天をついて出港
　
雨と戦場
ノモンハン戦線近し
　
肉弾突撃戦
痛々しい負傷者を横目に、前進！
初陣で敵機撃墜の殊勲
決死隊編成
『対ソ戦闘要領』にない貴重な戦例
敵は包囲を縮めつつあり
敵戦車の大逆襲
ハルハ河のにぶい白さが
七夕の宵の流血
　
日の丸高地
敵の猛攻！山が動くとはこのことか
戦中笑いあり
香ぐわしき女文字の手紙
　
殲滅行
小松原閣下のお叱り「小銃の照尺は何米かッ？」
わが重砲連隊の死闘
　
屍山血河
出発ッ、その家財道具を捨てろ！
ノモンハンの二〇三高地
今日のビラには何と書いてあるか
お面白半分に夜襲はするな
豪雨をついて夜襲決行
鬼神も哭け！
“張鼓峰事件”記念の日
無聊な陣地の唯一の楽しみ
　
草原の死闘
ソ連軍の大攻勢始まる
肉迫攻撃班、前へ
俺達の命はあと十分だッ
大隊本部位置に集結せよ！
高島将校斥候出発急げ
敵か味方か？
部隊は支離滅裂となって散った…
新鋭第七師団の本部陣地だ
先遣中隊全滅の悲報
遺骨千六百柱を護って故郷へ