石川の女性史 戦後編
発刊にあたって (石川県各種女性団体連絡協議会会長・石野和子)
はじめに (『石川の女性史-戦後編』編纂委員会委員長・梶井幸代)
序章
女の夜明け
動きはじめた女たち
変革をもとめて
男女共同参画にむけて
第一章 戦争は終わった
敗戦・飢えとの闘い
空襲はなかったけれど
女たちの不安
食糧を求めて
旧軍都金沢に平和町
女たちの第一歩
石川婦人協会
さまざまな場での婦人活動
第二章 新しい出発
新しく手にした参政権
女性有権者の出足は好調
婦人代議士の誕生
女性議員の誕生
新しい教育
戦後の学制改革
新制中学・新制高校の誕生
門戸が開かれた大学
共学の門戸は開かれたが
新しく始まった女子教育
時代の波に翻弄された家庭科
男女共生教育に向けて
婦人問題から女性学へ
第三章 立ち上がる女たち
生活改善運動に取り組んだ女たち
地域で女たちが話しはじめた
村の女たちのつぶやき
「石川県生活改善協議会」誕生
各地域婦人会の取り組み
もう一つの改善
生活改善から婦人学級へ
新生活運動と婦人学級
婦人学級ブーム
小松市のある婦人学級
学ぶ場の多様化へ
婦人学級のもたらしたもの
活動の拠点を求めて
金沢市婦人会館
石川県婦人会館
消費者運動のあゆみ
台所を守るための女たちの運動
値上げ反対運動から賢い消費者へ
オイルショックから省エネルギー、省資源運動へ
幅広い消費者運動
内灘闘争と女たち
内灘闘争とは…
浜のカアチャンたちの闘い
内灘闘争その後
手をつなぐ母親たち
母親大会
石川県母と女教師の会
立ち上がった未亡人たち
戦争が多くの未亡人を生んだ
未亡人のくらし
未亡人会結成への機運
各地で未亡人会結成
石川県未亡人会結成
全国未亡人団体協議会の結成
母子寡婦福祉
今後へのあゆみ
第四章 権利をめざして
社会に進出した女性たち
教育現場に女性管理職
行政の場で活躍した女たち
職場の女性管理職
男女参画へ動き出す
母性保護の道を求めて
尊い犠牲の中から
実効性のあるものに
男女格差をなくすために
退職年齢
女子学生の就職戦線
自ら声をあげる女性に
女が働き続けるために(保育所づくり)
託児所から保育所へ
旧陸軍兵舎が保育所に
ポストの数ほど保育所を
さまざまなニーズに応える保育所を求めて
これからの保育所運動
第五章 高度経済成長の中で
高度経済成長と生活の変化
高度経済成長のもたらしたもの
外で働きだした女たち
パートタイマーで働く女たち
パート労働者の背景
パートタイマーでの働き方
石川県の女子バート労働者たち
パート労働の実態から見えてくるもの
第六章 生命と暮らしを守るために
火電・原発反対に取り組んで
二つの火電反対に取り組む女たち
能登に二つの原発が
小松基地の騒音公害
女たちの動き
騒音訴訟
周辺対策の問題点
カドミウム汚染と薬害スモン
廃油回収運動に取り組んだ加賀市の女たち
運動の経過と学習
廃油回収運動
辰巳ダムをめぐって
第七章 戦後の女性と福祉
女性にかかわる福祉の流れ
福祉の原点金沢市善隣館
戦後の社会福祉
女性をめぐる制度
高齢社会と女性たち
高齢者と福祉
高齢社会と女性たち
「売春防止法」石川県の取り組み
忘れ得ぬ人 駒井志づ子
「売春防止法」それぞれの受けとめ
全面実施に向けて
保護更生をめざす機関
全面実施の前後
行政の合理化のために
第八章 地域に生きる女たち
農村の女たち
農地改革が村を大きく変えたが…
農村婦人部の誕生
農協婦人部のめざましい活動
農家を支えた母ちゃんたち
農村の女性を侵す農婦症
新しい農業経営に参加する女たち
女たちのエネルギーはどこから
農村の女性のめざすもの
能登の出稼ぎの女たち
出稼ぎの背景
女たちの出稼ぎラッシュ
出稼ぎが変わった
女の働き方が変わった
若い女が居つく町に
漁村の女たち
輪島の海女さん
小木の漁業と女たち
加賀の漁村
第九章 多様な場で活躍する女たち
女たちの読書会活動
戦後の女性読書会
図書館十冊文庫
市民活動として生まれた文庫活動
子どもたちによい本の出合いを
文庫活動をさらに広げて
身近な暮らしの中から
さらに大きな流れになって
石川戦後の国際交流の流れ
女性たちによる国際交流の始まり
石川国際交流婦人の会
石川県国際交流協会
その他の国際交流
座談会『石川の女性史』編纂を終えて
「女性史」を書く機会を得て
編纂の中で学んだこと
石川の女性たち
大阪の女性たちに学ぶ
女性史を綴ることの大切さ
石川県各種女性団体連絡協議会加入団体
年表
参考文献
あとがき