図書アフリカ ブンカツシ000069089

アフリカ分割史

サブタイトル1~10
岩波新書;31
編著者名
大熊 眞 著
出版者
岩波書店
出版年月
1939年(昭和14年)4月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
2,8,218p,図版 [1] p
ISBN
NDC(分類)
240
請求記号
240/O55
保管場所
閉架一般
内容注記
折り込図1枚
和書
目次


第一章 ポルトガルのアフリカ領有
ポルトガルの新航路發見への努力
ディアズの喜望峰發見
ガマの印度廻航
コヴィルハムの印度への新通路示唆
ガマ印度に到る
カブラルのブラジル發見
カブラルのカリカット商館
スペインのアメリカ發見
マジェランの世界一周
法王の裁定
ポルトガルの海上權力は百年前後で衰退
アンゴラとモザンビク
 
第二章 オランダのアフリカ帝國
オランダの獨立
無敵艦隊の敗亡
オランダ、ポルトガルの海外領土を奪ふ
オランダの東西印度會社
東印度會社のケープ經營
リーベックのケープ植民
東印度會社の干渉政策
プーア人の不平
アメリカの獨立戦争
英和開戰
ジョンストン艦隊のケープ掠奪
バタビア共和國
オランダの領土、イギリスに奪はる
英軍のケープ占領
アミアンの媾和
英軍のケープ再占領
西アフリカのオランダ領も喪失
 
第三章 イギリスの制覇時代
スペインのフィリップ二世
エリザベスの挑戰
ドレーク等のスペイン船攻略
金銀に目がくらんだスペイン
スペイン王位繼承戰爭
スペインのアメリカ獨立援助
ナポレオン戰爭
アメリカ植民地相次いで獨立
フィリピンの喪失
イギリスとオランダの爭覇戰
イギリス、フランスを利用してオランダを屈せしむ
英佛第一囘、アメリカ植民地爭奪
英佛第二囘戰、イギリスの勝利
英佛第三囘戰、互に勝敗あり
英佛第四囘戰、 イギリスの勝利
英佛第五囘戰、アメリカの獨立
英佛第六囘戰、イギリスの勝利
英佛第七囘戰、フランスに屈す
イギリスの覇業成る
 
第四章 產業革命の前後
產業の機械化
自由貿易の黄金時代
イギリスのマイダス的致冨
植民地放棄論の擡頭
コンデン
ヂスレリーでさへ當時は植民地を厄介視す
ヂスレリーの轉向
轉向の理由、第一は外交の不振
シーリー敎授の「英國膨張史論」
国民主義の勃興
產業革命の普遍化
經濟的帝國主義の勃興
 
第五章 アフリカ探險とコンゴ建設
マンゴー・パーク
サー・リチャード・バートン
スペーク
サー・サミュエル・ベーカー
エミン・パシャ
リヴィングストン
スタンレー
スタンレーのコンゴ探險
レオポルド二世のコンゴ建國
イギリスの妨害
獨伊のレオポルド援助
コンゴに關するベルリン會議
コンゴ盆地條約
コンゴ自由國
ベルギー領コンゴ
ルアンダ、ウルンデイ
 
第六章 フランスのチュニス占領-イタリーの憤激
アラビア人の北阿帝國
トルコの北阿帝國
フランスのアルジェリア占領
アブデル・カデルの叛亂
チュニスのベイ
英佛伊のチュニス財政管理
イタリーのチュニス占領計畫失敗
ベルリン會議
ソルスベリー英外相の書簡
フランスの對伊警告
ビスマルクのフランス懐柔策
佛伊のチュニス獲得爭ひ
フランスのチュニス占領
バルドー及びラ・マルサ條約
イタリー三國同盟に加はる
 
第七章 スエズ運河の開鑿
ナポレオンのエヂプト遠征
レセップス
サイド・バジャ
スエズ運河會社
澁澤篤太夫の開鑿所見
『特命全權大使歐米囘覽實記』
イスマイル・パシャの負債
イギリスの運河會社株取得
 
第八章 英佛のエヂプト爭奪-イギリスの勝利
アラビ大佐の排外運動
イギリスのエヂプト占領
フランス不協同の經緯
イギリスの一方的宣言
駐兵及び指導
高級委員クローマー卿
フランスの恢復策
一九〇四年の英佛協定
一九一四年イギリスこれを保護國とす
一九二二年エヂプトの半獨立
四箇の留保
獨立運動
一九三六年の英埃同盟條約
 
第九章 英佛のスーダン爭奪-イギリスの勝利とフランスの報償
エヂプトのスーダン領有いきさつ
赤道州總督サー・サミュエル・ベーカー
ゴルドン大佐之を續ぐ
マーヂの叛亂起る
ヒックス大佐の軍全滅
ゴルドン収拾に當る
一八八五年ゴルドン戰死
フランスの北阿横斷政策
イギリスのケープ・カイロ縦貫政策
マルシャンのスーダン遠征
そのファショダ占領
キチナー後れて至る
一八九九年の英佛宣言
英佛それ〲の取得
 
第十章 英佛伊の東北アフリカ分割
イタリーのエリトリア取得
フランスのヂブチ經營
イギリスのソマリ取得
イタリー領ソマリランド
一八八九年イタリー・ニチオピア間ウッチャリ條約
イギリスのイタリー援助
フランスのエチオピア援助
一八九六年アドワにイタリー破る
露佛のエチオピア進出計畫
イギリスのイタリー援助不徹底
ヂブチ・アヂスアババ鐡道
一九〇六年の英佛伊協定
 
第十一章 英佛獨の西アフリカ分割
アメリカ方面への奴隷の供給地
リベリヤ共和國
セネガル
黄金海岸
ダホメ
英佛の競爭とその終結
ドイツの割込み
 
第十二章 英獨の西南アフリカ分割-ドイツの成功
ビスマルクの手控へ
ビスマルクの著手
リュデリッツを使用
アングラ・ベクエナ買收
ドイツの西南アフリカ取得
トゴランド、カメルンの取得
ビスマルク外交の成功
 
第十三章 英獨佛の東アフリカ分割
東アフリカの歷史
ドイツ人カール・ペータースの割込み
一八八六年の英獨佛協定
英獨のウガンダ爭奪
一八九〇年の英獨協定
ケニヤ
フランスのマダガスカル島併合
 
第十四章 イギリスの南阿建設
イギリスの南阿領有後のブーア人
トレッカーズ
トランスヴァール共和國の誕生
イギリスのナタール合併
一八五四年オレンヂ自由國生る
キンバレーに金剛石發見せらる
一八七一年イギリス、グリクアランドを併合
一八七七年イギリス、トランスヴァールを併合
一八八一年マジュバ・ヒルの戰闘
一八八一年プレトリア協定
一八八四年ロンドン協定
トランスヴァール共和國の再獨立
一八八六年トランスバールに金鑛發見
セシル・ロープの南阿渡航
一八八五年ベチュアナランド併合
一八八八年ロデシア鑛物利權協定
ブリチッシュ南阿會社一八八九年特許狀を獲得
南北ロデシアの建設
一八九一年ヌヤサランド保護領
トランスヴァールのクルーゲル大統領
ドイツのクルーゲル授助
一八九五・六年ジェームソン襲撃
カイゼルの祝電
ミルナー卿
一八九九年南阿戰爭勃發
一九〇二年プレトリア和約
イギリスの苦境
五萬人の支那苦力
南阿聯邦の誕生
 
第十五章 英獨のアフリカ再分割交渉
英獨、英佛、英露關係の悪化
イギリスのケープ・カイロ縦貫政策
一八九四年イギリスとレオポルド二世とのタンガニカ廊下協定
フランスとレオポルド二世との協定
ドイツの中央アフリカ計畫
一九一一年の獨佛協定
一八九八年の英獨秘密協定
ホルデーン卿の訪獨
一九一三年の英獨協定
イギリスの首鼠兩端
スチードの『三十年を通じて』
スチードの新聞外交
一九一四年の英獨協定說
 
第十六章 佛獨のモロッ爭奪-ドイツの報償
モロッコの歷史
フランスの決意
一九〇〇-一九〇二年佛伊の親近
フランス更にスペインを說く
一九〇四年の英佛協商
英佛の秘密取極め
デルカッセ外相の揚言
『改革案』をモロッコに强制
カイゼルの妨害
カイゼルのタンジール演說
獨佛開戰の危機
一九〇六年のアルヘシラス會議
フランスの實質的勝利
モロッコの排外運動
一九〇七年フランス、カサブランカを占領
ハフィドのシュルタン承認
一九一一年フランスの國都フェズ占領
一九〇九年の獨佛諒解
アガディールに獨艦派遣
一九一一年十一月四日の獨佛報償協定
一九一二年モロッコ保護領となる
 
第十七章 イタリーの北阿帝國建設
トリポリの歷史
イタリー先づドイツの支援を取付く
次いでイギリスの諒解を獲得す
次いでロシアの諒解を獲得
イタリーのトルコに對する最後通牒
伊土戰爭
イタリーのトリポリ合併
イタリーと世界大戰
一九一五年のロンドン密約
イタリーのエチオピア併合
 
第十八章 伊獨擡頭の新情勢
イタリーのスエズ方面への新關心
一九三五年の佛伊ローマ協定
チュニス等への要望
ドイツのアフリカ領喪失
委任統治
ドイツの植民地要求
アフリカ分割の功罪
未來の大陸
国際政治の料理場
アフリカ大陸分割史年表