図書ガイゴ キョウジュ ゲンリ ト ホウホウ ノ ケンキュウ000069063

外語敎授原理と方法の研究

サブタイトル1~10
編著者名
石黒 魯平 著
出版者
開拓社
出版年月
1930年(昭和5年)10月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
v,5,133p
ISBN
NDC(分類)
807
請求記号
807/I73
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
標題紙タイトル:The reformed method reviewed & modified for foreign language teaching in Japan
和書
目次

自序
第一章 外國語とは何ぞや
實踐言語學校言語
自己の話しぶりと世間の言語
日本で日本語を外語とする場合
歷史的に見た言語諸系統
言語の親疎
國策・教育の實際から見る
 
第二章 外語學習の價値
「郷に入っては郷に從へ」
世界を知ること
對外交渉・文化理解・國華顯彰・人格・完成・言語感陶冶
價値一覽表
 
第三章 我が國情と外國語
外語排斥の思想と人造國際語の考案
二大外力の衝突地日本
國際時代と日本の外國語
國際年齢の若い日本
外語を强ひられない時代が來る
當面の外國語問題
西洋語の頼山陽出でよ
 
第四章 普通敎育と外國語
外語學習の價値を普通敎育から見る
一般修養と專門陶冶
選擇制の認定
第一外語としての英語の價値
英語が言語として優良なのではない
人造國際語の比較
Esperantoと英語との比較
人造語は理智語
現存中立語は公平なるか
 
第五章 外語敎育と年齢
外語敎授が母語をおしのけてはならぬ
早い程よいといふ謬見
母語確立の保證を基礎すべきこと
滿十二歲か
早く初める個人の爲に
遲く初める事情にある者の爲に
 
第六章 普通敎育外語科の目標
現制中學が規準でよい
師範・高等女學・實業等の諸學校を特殊に扱はないこと
目的・要旨・態度の大觀
讀書力養成主義の心理沒却
Realienと文學の敎育
書く力・言語感の養成と全人敎育
「普通の英語・佛語・獨語」とは何か
口語體と文章體との併用
質用的材料を急ぐの弊
Idiomを初から强ひる弊
中等敎育終了の時の外語の學力
 
第七章 言語習得の心理
全體經驗・二分的思考組織
思考に要する符號と音聲言語
コト・ココロ・コトバの三角關係について
コトバとココロの渾一と文字の價値
Natural method, psychological method, direct methodの不備なところ
年齢と母語存在との考慮
Oral methodの注意すべき問題
Reformed methodの名とその精神
音聲中心の必要
 
第八章 作業各方面の原則
音聲𭔿重と從来の敎科書
「正しい發音」に囚はれないこと
音聲本位の精神の把束
音聲科學の利用範圍
書取と正辭法の混雜
國際音字及發音轉寫の過重論は不可
書取の注意すべき事項
書取の目的を擴張すること
讀解作業の言語方面
材料がやさし過ぎると歎ずるは考へもの
文學やRealienの取扱ひ
自習書の必要、辭書の奬勵は精力の勞費
分科の不統一
各分科の批評
 
第九章 敎科書の種類及び性質
敎科書の外に色色必要である
自修材料の貧弱
外語の寶典を要す(model reader)
第一年用は第一第二の二部に分つ
入門時代の文字封鎖と發音轉寫との主張を排す
敎授參考書の改革と自習書の提唱
第二第三學年の諸用書
重大な第四年の使命
盛るべき言語・文學・Realienの選び方
 
第十章 入門數時間の作業
第一時はalphabetの名の敎授する說
字名敎授の必要alphabet表の纏め時
文章からはいるべきで單語からではいけない
文の型と語のえらび方
問答や命令動作式の材料の導き方
備忘の手段自習書
 
第十一章 說話讀解の實際
“The Greedy Dog”と敎具
入口の會話
本文の提示法
本文の解釋
研究段階と復習的口耳練習
時間の切り具合と自習書の利用
 
第十二章 上級讀解の實際
豫習のさせ方
型不足の讀本敎授
“Adventure with a Lion”と音讀からはいる方法
解釋の過程
自習と研究
音讀法のtest
 
第十三章 作文敎授の實際
作文の本義とロ頭作文の必要
問題を作るべきこと
紙上作文の取扱ひ方のあやまり
和文英譯の敎室の様子
課題主義の正體
個人の鈌點を正すことを怠る
Paper點檢の必要
板上研究の改良案
放課時間に板書させる
板上共同研究の効果
敎師の自信を附ける方法及びその理論的根據
 
第十四章 試驗に關する諸問題
試驗の後始末を嫌ふ敎師をいましむ
試驗の目的を吟味すべし
他人との比較の外に自己の昨と今との比較を要す
從來の外語力試驗法は偏している
學力の側面についての英語敎授研究所の調べ
英語敎授研究所の試驗の型と實例
發音器官の柔軟性・單語の發音とaccent,流暢や句切りなどの試驗法
語句の意味・解釋力・文法・作文・會話・語彙などの試驗法
 
第十五章 敎師の修養
外語敎師の使命と本質的素養の必要
素養の條件が誤解されている
文學にのみ走るは誤
修養すべき諸方面
參考書