図書コウセイ エ カタリツギタイ ウツクシク タケキ ショウワ ノ グンジンタチ000068897

後世へ語り継ぎたい美しく猛き昭和の軍人たち

サブタイトル1~10
編著者名
小名木 善行 文
出版者
かざひの文庫
出版年月
2022年(令和4年)8月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
255p
ISBN
9784867230978
NDC(分類)
392.1
請求記号
392.1/O65
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はじめに
純粋に、一生懸命生きた人たち/日本は天皇の「シラス」国/愛があるから戦えた
優しかった「お母さん」への遺書(陸軍少尉・相花信夫)
「お母さん」とは一度も呼べなかった/優しい継母への最後の言葉
智恵子。逢いたい、無性に・・・・・・(陸軍大尉・穴澤利夫)
手さえ触れたことのない婚約者との純粋な愛/東京大空襲。奇跡の出会いと永遠の別れ/逢いたい、話したい、無性に・・・・・・
背中の静ちゃん(陸軍伍長・大石清)
大阪大空襲であとかたも無くなった家/日本陸軍のきめ細かい兵員管理/出撃すれば帰れない/泣くなよ静ちゃん。がんばれ!/日本の兵士たち全員に大切な人生がある
愛という命がけの戦い(陸軍少佐・藤井一)
生徒から慕われる熱血教官/特攻志願する夫への説得/夫をひきとめることができなかった妻の悲しみ/消え去った命がいとほしい/小指を切って血書嘆願/妻子の待つ黄泉の国へ
芙蓉部隊、特攻せず(海軍少佐・美濃部正)
特攻またやむをえず/本土防衛のために米軍の作戦を逆用/特攻は行わず、めざましい戦果を挙げる/海軍兵学校の教育は戦後より優れていた/「言わなくてもわかる」のが日本の文化
僧侶となった特攻隊司令(海軍大佐・玉井浅一)
初めての特攻出撃を命令/玉井大佐が見せた優しい姿/日蓮宗導師として戦没者を慰霊/生き残った人たちの背負った十字架/いまを生きる人たちの使命
アッツ島、玉砕(陸軍中将・山崎保代)
就任時点で死ぬと決まった、アッツ島転任/一万一〇〇〇対二六五〇の戦い/「稀代の作戦家」と讃えられる/天皇陛下からの電報/日本の役割と進むべき道
不死身の日本兵(陸軍軍曹・舩坂弘)
ランボー顔負け。サイボーグ並みの体力/重傷をものともしない鬼神の分隊長/米軍指揮所テントに突入/伝説となった不死身の日本兵/心に沁みる米兵の大男との交流/帰国後、渋谷駅前に書店を開店/慰霊に生涯をささげる
義烈空挺隊、敵航空基地に突入(陸軍大佐・奥山道郎)
沖縄、そして祖国を守るための特攻/義烈空挺、沖縄作戦に出撃/最後の最後まであきらめない/日本だけが、自国の武人を顕彰していない
沖縄防御戦・作戦指揮参謀(陸軍大佐・八原博通)
少女たちの戦争物語『あゝひめゆりの塔』/戦時国際法を守った日本/隠しきれない沖縄戦の事実/不利な状況下でも失わない「武士の戦い」/米軍来襲に備え持久戦を提案/民間人に協力を願う/米国通ならではの勝つための持久戦/的中する作戦、それを咎める大本営/
忘れてはいけない戦争の教訓
戦わざれば亡国、戦うもまた亡国(元帥・永野修身)
終始一貫して戦争に反対/日本は戦域を、太平洋に広げすぎた/日本軍こそが、日米開戦に猛反対していた/戦い勝たずとも、祖国護持の精神は残る/二十四歳のとき、日露戦争を戦う/「青二才」永野の案が採用される/A級戦犯とされた永野元帥
特攻隊の生みの親(海軍中将・大西瀧治郎)
真珠湾攻撃の原案を作成/沖縄戦の作戦立案の命令が下る/次善の策が特攻作戦/中将の覚悟を全員が「知って」いた/「ウシハク」社会というもの/日本は、権力者の上位に権威を置いてきた/玉音放送の翌日、自らの軍刀で切腹/「人間」であることは世界の非常識だった
桜花、九州沖にて散華(海軍大佐・野中五郎)
ロケットエンジン搭載特攻専用機「桜花」/多数の艦船を沈めた「車がかり竜巻戦法」/桜花の運用の難しさをすぐに見破る/万にひとつも望みのない作戦/桜花特攻の最期
日本人として生きる(海軍中将・醍醐忠重)
名門貴族の醍醐家の嫡男/人間魚雷「回天」搭載の第六艦隊司令長官に/機密費を回天で戦死した搭乗員の霊前に供える/ポンチャナック事件/報復目的の一方的裁判で死刑判決/「海軍中将侯爵醍醐閣下銃殺さる」
おわりに
損得ではない、もっと大切なもの/「シラス」と「魂」と「教養」/現代日本の教育には躾が欠如している/日本を取り戻す