図書目録ミヤモト ツネイチ資料番号:000068889

宮本常一

サブタイトル
人間の生涯は発見の歴史であるべし ミネルヴァ日本評伝選
編著者名
須藤 功 著
出版者
ミネルヴァ書房
出版年月
2022年(令和4年)5月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
xxv,350,22p,図版 [8] p
ISBN
9784623093687
NDC(分類)
289
請求記号
289/Mi77
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献:p297-308 宮本常一年譜:p313-350
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに
 
序章 ふるさとの島
瀬戸内海の西の島 海と山と畑 サツマイモ 糸つむぎ 出稼ぎ 長州大工 百姓は名工
 
第一章 島の家族
1 海外に渡る
家のために 貧しい家 フィジー島へ フィジー島の現実 遺骸にむれる鱶
2 父の妻は隣家の娘
宮本家を継ぐ 養蚕を始める 期待をこめた名
3 母と祖父母
つつしみ深いマチ 山や畑で歌う母 祖父市五郎 祖母カネ 口説きと剣道 斬り合い寸前 祖父の唄 祖父と八里を歩く
 
第二章 島での少年時代
1 先生との日々
尋常科の六年 一年生 二年生 三年生 四年生 感じやすい心 五年生 六年生
2 高等科・短歌・病気
高等科一年生 高等科二年生 短歌を詠む 雄弁大会で弁ず
 
第三章 大阪で学び働く
1 父にいわれたこと
日記を書く 将来のために 父の言葉
2 逓信講習所入所
技術はダメの三番 技術の松本先生 学びの支え
3 郵便局勤務
高麗橋郵便局 大阪を歩く 代筆をする
4 天王寺師範二部受験
薄給と貧食 金子又兵衛先生 英語を習う 大宅壮一に逢う
 
第四章 尋常高等小学校着任
1 兵役を終えて先生になる
柳田國男の名を知る 小学校の先生 創作への意欲 村内を歩く
2 師範専攻科受験
試験合格 最後の山 師範専攻科入学 伝説研究 柳田からの手紙
3 田尻尋常小学校
思わぬ辞令 児童と浪人たち 父母と郷里へ ひたすら療養 多忙な歳月 研究への出会い 柳田、澁澤に会う
 
第五章 民俗学研究への道
1 悲しみ・記録・会合
父善十郎永眠 四日間の船員 半生の記録
2 さまざまな会合
五つの会 足半の話 民衆にも文化と歴史
3 民俗学講習会
望みの実現 民間伝承の会 アチックに泊まる 左近熊太翁 十津川村 新十津川村
 
第六章 アチックミューゼアムへ入所
1 澁澤敬三から電報
満洲への誘い 澁澤邸に起居 出会いの旅 知識の差 手作りの生活
2 研究者との交友
長々とつづく話 『粒々辛苦』 『流汗一滴』 東米良村銀鏡 銀鏡神楽 正衛宮司 椎葉村の中瀬家 柳田國男に報告 軍艦「伊勢」艦長
3 戦時下の旅
日本の行方 特高刑事 刑事の忠告 旅館で臨検 写真を撮る 昭和一六年 記念事業 常民への思い 「花狂い」 咲く「花」
4 大阪へ帰る
旅を止めよ 民俗品蒐集 命を大切にして 中学校の先生 仏像にさわる 学徒動員 一月二三日 一月二四日
 
第七章 大阪府嘱託の役割
1 農家に支援を求める
空襲の被害 大阪府の嘱託 食品の配給制 食糧不足 まずは故郷へ 農家をまわる 蔬菜の苗の流れ 屎尿肥料 聞けないこと 生理の処置
2 八月一五日前後
聖戦技術協会 鳳の家全焼 八月一五日 敗戦直後の人々 帰農者引率 別れと悔い 京都の入植者 だまして来た カンパンと水 ポロポロと涙 戦後の府下を歩く
 
第八章 新たな役職の勤め
1 なおつづく旅
百姓の合間に 大蔵大臣 田舎で百姓しつつ ふえる旅の日 『萩の花』
2 変わる農村
農業技術指導 地主調査 秋田県金足村 不在地主 農地改革の経緯 農地改革悲話
 
第九章 山村・漁村・島へ
1 乗物と新役職
混雑した汽車 寄席にて 再び大阪嘱託 林業金融調査 林道調査 運材方法 水窪町と峠 白倉川林道
2 漁業制度調査と対馬
心細い日々 妻の別居 水産資料蒐集 研究所へ復帰 学会連合調査 対馬調査打合せ 朝鮮戦争
3 調査と出会いの対馬
対馬厳原町 対馬を歩く 久賀町の人 陳情で上京 二度目の対馬 歌う老女たち 問題と相談ごと 早川孝太郎のメモ 対馬の猪退治
 
第十章 離島に活力をそそぐ
1 離島振興協議会
協議会役員 六畳一間の事務所 六八五二島 機関誌『しま』 広告もらい 離島青年会議 問題をつなぐ 広がる会議 佐久島調査
2 島の生活をよくする
島の飲料水 離島に橋を架ける 居留守をする 離島の多い佐渡 八珍柿を話す
3 称えられる働き
食客は日本一 府中に住家 中国文化賞 軟禁中に論文 初め早稲田へ 学位論文不調 東洋大学へ提出 学位の祝い 振興功労者
 
第十一章 原稿執筆の日々
1 旅が生み出す書誌
写真文庫監修 読める写真 菅江眞澄 内田武志 常民生活絵引 生活絵引再開 説明と分類 しみじみ思う 語る絵引
2 ようやく息がつける
『風土記日本』 文章を読みやすく つづいて執筆 『太陽』の旅 『太陽』は輝かず 暮らしの紙碑 書きたい思い 「乞食」のこと 思いやり 一人芝居 執筆は午前さま
 
第十二章 昭和四〇年代の活動
1 大学で教える
農士学校で講義 安岡正篤 尊敬できる人を 澁澤「いいだろう」 「武蔵美」の教授に 放課後の研究会
2 調査と遺跡発掘
優れた人材を生む 部屋の中を描く みなで調査 民具調査と研究 民具学会設立 研究の姿勢 つづけた蒐集 宮の原貝塚発掘 霧ヶ丘発掘 たくさんの陥穴
3 執筆に休みなし
〝飯を食うために〟 一人叢書 新聞に書く 戦時中の薪能 『アイヌの民具』 お願いみのる 二風谷へ行く 写真で想う昭和 旅館の歴史 テレビの仕事 流れるメッセージ
 
第十三章 日本観光文化研究所
1 所長は「先生」
自由時間の利用 研究所の理念 研究所所長 観光とは 旅費つき大学院 均一周遊券 四国の旅 誌名を決める 成果を伝える 文章を直す 誰のために 写真で論文
2 観文研の研究と活動
特集の分類 目次に見る 講座を二つ担当 出版活動 賑わう研究室 「独演会」 旅人書いた 移転のわけ
3 山古志村の活性化
雪深い村 地震で復活 山古志村へ行く 小正月行事 作付制限へ 牛の角突き 三日間に講演一〇回 地形模型を作る 村の農業 指導に対応
4 郷土で研究する人
教えを請う 同人への依頼 研究所同人 郷土で研究 丹念な聞書き 群馬県の都丸家 群馬県の本
5 晩年なお多忙
古稀の祝い 食べる間なし でも旅はつづいた 街道をゆく 旅のコース 志摩民俗資料館 志摩を案内 最後の指導 郷土大学で講義 一月三〇日朝
 
参考文献
おわりに
宮本常一年譜
地名索引
事項索引
人名索引

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