図書ショウガイシャ タチ ノ タイヘイヨウ センソウ000068880

障害者たちの太平洋戦争

サブタイトル1~10
狩りたてる・切りすてる・つくりだす
編著者名
林 雅行 著
出版者
風媒社
出版年月
2022年(令和4年)6月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
306p
ISBN
9784833111461
NDC(分類)
369.27
請求記号
369.27/H48
保管場所
開架一般
内容注記
主要参考文献:p298-302
和書
目次

まえがき
 
第一部 戦争は障害者を選別する
第一章 徴兵検査「不合格」―
第二章 「廃兵」から「白衣の勇士」へ
第三章 「目が見えなくても手と耳で」―視覚障害
前史と失明軍人の増加/飛べ!報国日本盲人号(軍用機献納)/兵器生産に動員/盲人の聴力で敵機、敵艦を探知?/海軍技療手として軍艦に
第四章 大人も子どもも産業戦士―聴覚障害
聾唖の「愛国美談」/学徒「白石日記」―「紫電改の部品工場へ」/「聾唖の産業戦士」/応徵士/小学生を軍需工場に動員
第五章 学童疎開から外される―肢体不自由
屈辱の徴兵検査/日本初の肢体不自由児の学校/学童疎開から外され「現地疎開」/校長一人で疎開先を探す/上山田への疎開 戦後も続く
第六章 島を追われ、潰えた生命―知的障害/兵役、就学から排除される/伊豆大島に作られた学園/施設を軍に明け渡す/開拓の地、清里へ/寒さと飢えで消えゆく生命/敗戦で清里の寮が買い戻され、大島へ
 
第二部 戦争は障害者を生みだす―ある戦災傷害者の歩んだ道
「人間瞬間湯沸かし器」
第一章 生没同日
一〇〇歳の誕生日の翌朝/一〇一歳の誕生日の朝
第二章 厳しく躾けられた幼少期
士族の孫/華やかな台湾時代/一家離散/名古屋大学医学部解剖学教室に入る/姉の死と妹の結婚
第三章 太平洋戦争始まる
軍国乙女/刑事の尾行がつく/日本初空襲/空襲と空爆
第四章 被災
生き埋め/防空の義務/標的は軍需工場―女子挺身隊・動員学徒も犠牲に/眼球摘出・終戦
第五章 「一歩下がって生きていくしか」
職を転々とする/教授の一言
第六章 立ち上がる戦傷者
議員たちが動きだす/身も心も傷つく戦傷者たち/希望と落胆の交錯/政治家の二枚舌・官僚の壁/被爆者・寺・鰻屋/心中未遂の戦傷者夫婦
第七章 晩年
社会党の凋落、労組の影響力低下/全傷連、最後の国会請願/刃尽き、矢が折れても
 
主要参考文献
あとがき