図書オキナワ ヘイワ エ イシジ ハ イカニシテ ツクラレタ カ000068858

沖縄「平和の礎」はいかにして創られたか

サブタイトル1~10
編著者名
高山 朝光 編著者/比嘉 博 編著者/石原 昌家 編著者
出版者
高文研
出版年月
2022年(令和4年)6月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
140p
ISBN
9784874988060
NDC(分類)
319
請求記号
319/Ta56
保管場所
閉架一般
内容注記
資料編あり
和書
目次

はじめに

第1章 「平和の礎」―構想から建設まで(高山朝光/比嘉博)
1 大田知事誕生
2 平和推進という名の行政
(1)平和行政は目白押し
(2)平和行政の一環で旧第32軍司令部壕の整備計画
3 戦後50周年記念「平和の礎」建設へ
(1)国際平和創造の杜(仮称)構想とは
(2)前例のない「平和の礎」建設事業が本格化
(3)「平和の礎」の理念と概況
4 沖縄県内出身戦没者名簿の整備
(1)既存の戦没者名簿の活用と全戦没者調査
(2)全戦没者調査に向けた事務方の苦闘
(3)全戦没者調査はこう進んだ
(4)急ぎは戦没者名簿か刻銘名簿か
5 県外・外国出身戦没者名簿の整備
(1)全体の概要
(2)米国出身戦没者名簿の整備
(3)韓国、北朝鮮、台湾出身戦没者名簿の整備と刻銘承認
6 「平和の礎」ハード事業の全貌
(1)海外の戦没者モニュメント視察
(2)刻銘石材会社、情報処理会社の下見
(3)デザイン、刻銘板・建設場所の選定
7 「平和の礎」建設への難題、課題への対応
(1)県議会で度重なる建設反対の質問
(2)遭難船舶遺族会から船舶ごとの刻銘要請
8 感動の「平和の礎」除幕式典
(1)日本政府三権の長など国内外から多くの方が参列
(2)刻銘碑に見入る参列者の感動の姿
(3)準備段階からみえた除幕式典の別側面
(4)「平和の礎」建設を米国側も高く評価
9 戦没者の魂が宿る「平和の礎」
(1)肉親の面影に触れ感涙
(2)訪問者・参観者の感動と感謝
10 大田知事の平和社会構築への執念
11 沖縄県民のヒューマニズムを世界へ
(1)次世代へ平和を紡ぐメッセージ
(2)県民ノーベル平和賞受賞への期待

第2章 研究者の立場から「平和の礎」に関する所論(石原昌家)
はじめに
1 三位一体の一つだった「平和の礎」
2 「平和の礎」への批判に応え
(1)なぜ、沖縄戦研究者は反発したか
(2)刻銘検討委員会座長としての個人的応答
(3)「平和の礎」と「資料館」はセット
(4)子孫の対話の場
3「平和の礎」の除幕がもたらしたこと
(1)三権の長の参列
(2)朝鮮半島代表のあいさつ
(3)序幕して知る遺族感情
4 参拝か参観か―「平和の礎」の機能と役割
(1)参拝と参観の違い
(2)遺族の感情で知った「平和の礎」の機能変化
(3)なぜ追加刻銘するのか
おわりに―沖縄の平和思想・命どう宝(命こそ宝)を体現

第3章 「平和の礎」建設に関わった人たちの思い
1 「平和の礎」余話(松本淳)
2 「平和の礎」と除幕式典(新垣義三)
3 「平和の礎」開園式典を受託して(佐々木末男)

【資料編】
資料1 「平和の礎」建設事業の経緯
資料2 刻銘基本方針の変遷
資料3 沖縄戦全戦没者調査の手引き
資料4 全戦没者調査の調査員・協力員数
資料5 地域政策実態調査表
資料6 「平和の礎」建設事業 経費内訳
資料7 「平和の礎」刻銘者数(2021年6月現在)

あとがき