ニッポンの音楽批評150年◆100冊
- サブタイトル
- 編著者名
- 栗原 裕一郎 [ほか]著/大谷 能生 [ほか]著
- 出版者
- 立東舎
- 出版年月
- 2021年(令和3年)11月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 445p
- ISBN
- 9784845636778
- NDC(分類)
- 762
- 請求記号
- 762/Ku61
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
第1章 1876年~1905年 「音楽」は国家事業なり~幕末と明治の音楽批評
ほじめに
ペリーとともに洋楽がやってくる
ミンストレル・ショウとの出会い
米艦祝砲を発する
幕末の鼓笛隊 洋式軍楽の広がりとその意味
使節団、音楽に出会う
欧州人の目から見た幕末の日本エンタテインメント
岩倉使節団と巨大コンサート
近代教育の学科に「音楽」は不可欠である
実用品としての音楽
音楽取調掛の誕生
西洋と日本の音律は変わらない?
「ドレミ」音楽教育の日本への導入
音楽専門月刊誌の誕生
音楽関係者は「国家事業」に携わる人間なのである
唱歌は校門を出でず
壮士芝居の誕生
「歌の力」を巡る官と民の争い
同時代における、「文学論争」
日本初の近代的音楽論争
ヴァーグネリアン・ペスト
ブックガイド 1876年~1905年の20冊
第2章 1906年~1935年 内面化と大衆化~「クラシック」の受容と日本的ポップスの変容
日比谷の音楽堂
邦楽とドレミの和洋折衷
「あらたな明治の舞台芸術」
西洋的価値観の内面化
これが自分たちの世代の芸術だ
「音楽」=「西洋クラシック音楽」
アマチュアたちによる初めての「音楽雑誌」
浅草オペラの大ブーム
浅草オペラへの批評
流行歌を語る
貧民のポピュラー音楽
「カチューシャの唄」への批判
『赤い鳥』童謡運動
交響楽団の創設にむけて
震災とその影響
「レコードを聴く」ことを中心とした「音楽批評」
西洋音楽専門家として生計の道を立てるには
1935年までの洋楽系音楽雑誌
作曲と批評
レコードと歌謡曲
昭和初期流行歌の二大潮流
ブックガイド 1906年~1935年の20冊
第3章 1936年~1965年 変わったこと、続いたもの~戦前・戦中・戦後の音楽批評
二.二六と音楽雑誌
『名曲決定盤』
『流行歌と世相』
大政翼賛会と音楽批評
太平洋戦争の始まり
狙い撃ちにされたジャズ
敗戦から進駐軍クラブへ
CIEによるメディア政策と洋楽受容
特殊慰安施設協会RAAと戦後音楽界
急増するジャズ・バンドと軽音楽大会、「リンゴの唄」
『音楽之友』と『音楽芸術』
『音楽芸術』と音楽批評
その他の新創刊音楽誌
「軽音楽」の変化と新生『ミュージック・ライフ』
漣健児とビートルズ
ブックガイド 1936年~1965年の20冊
第4章 1966年~1995年 批評する主体の確立から解体へ~サブカルチャーとしての音楽と批評
ビートルズ来日の衝撃
ロックンロールとプレスリーの登場
日本的ニューミュージックの時代
『ロッキング・オン』の誕生
流行歌の評価
艶歌礼讃とニューミュージック評価
芸術的植民地主義と美空ひばり
相倉久人と平岡正明
「艶歌」の偽史
吉本隆明の歌詞論と中島みゆき
ミニコミ誌の気分
ニューアカ的音楽批評
ブックガイド 1966年~1995年の20冊
第5章 1996年~2025年 対談アーカイヴィングと「再歴史化」への欲望
1996年~2006年。音楽産業のピーク
90年代の音楽雑誌
音楽雑誌の変化と影響
音楽がコミュニケーションツールに
2006年~2016年という過渡期
フェティッシュとしてのCD
プレイリストの人気
ゴミを集めて
レビューの役割の変化
2016年~コロナ時代の音楽
ファンの行動の変化
ブックガイド 1996年~2025年の20冊
あとがき
付録 音楽雑誌リスト
あとがき//395
付録 音楽雑誌リスト//396
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