図書目録サメ ガ ミタ センソウ資料番号:000068790

サメが見た戦争

サブタイトル
戦前・戦中・戦後サカナ事情
編著者名
山本 保彦 [著]
出版者
北宋社
出版年月
1992年(平成4年)5月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
231p
ISBN
4938620308
NDC(分類)
383.8
請求記号
383.8/Y31
保管場所
開架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

クウェートのサカナたち-まえがきに代えて
第一章 サメはむかし貴重なサカナだった
サカナとわたく史
コナゴナに割れた「タイ」のカガミ
移転させられた生家『魚初』
売るサカナも無く、店は国民酒場に
瓢箪池に飛び込む
疎開地から闇酒を運ぶ
倉庫は闇物資で一杯
「闇売り」で臨検の手入れ
サカナ・ゼミナ-ル
サメにまつわる一つの昔話
サメにまつわる二つ目の昔話
サメにまつわる一つの仮説
昭和サカナ時代
サカナ不足の時代
サカナが不足したのは何時のこと
時代分けをした理由
 
第二章 消えていったサカナたち
昭和十二年のサカナ
名物下足番のタコ爺
帳場で睨みを利かす女将
日中戦争勃発・陸軍大将は何を食べていた
時の首相は、すっぽんが好き
物価は、二十一パーセント上昇
庶民のサカナ生活は?
昭和十三年のサカナ
国策のサカナ料理って何のこと
戦争に欠かせなかった鯨油
それでもサカナは泳いでいた
昭和十四年のサカナ
高級魚が消え始めたワケ
間のサカナが顔を出す
これが国策代用食だ
代用食の陰に生きていたサカナ
昭和十五年のサカナ
サカナと共に消えた祖母
贅沢は敵だ
配給のサカナも規制された
その頃のイワシの商品価値
戦時下のお台所経営の秘訣
 
第三章 統制され配給されたサカナたち
『挙国一致』『滅私奉公』の時代
この時代の舞台裏
統制と配給
混乱した「中央卸売市場」
『食糧報国』の言葉に踊らされた庶民たち
配給サカナの四天王
「すいとん」ってなに?
海軍に入隊した小山鷹男先生
決戦下の節米食・非常食・戦時食
何でも食べられる訓練
学童は、何を食べていた?
箸は立ったか!話題になった「雑炊食堂」
『国民酒場』の整理係は、昔からの馴染み客
運び込まれた海軍物資
『お魚異変』が始まる
配給制度発足の混乱でサカナ不足が始まる
お魚行列は止めましょう
不正の根源、自由販売のサカナたち
配給の魚は目刺ばかり
 
第四章 闇市に顔を見せはじめたサカナたち
マッカーサー・ラインが敷かれた年
数字が示す『粗』のサカナ時代
戦争は…終わった!
飢餓そして餓死・庶民の食生活は?
どっこい!イワシは、生きている!
値上げ、値上げ、値上げで庶民がネを上げる
闇市の露店が、六万店になった年
盛り場の「闇市」風景
何にでも役にたった「粉砕器」(こなひき)
サカナは「人民管理」で庶民の口に
朕ハタラ腹食ッテイル。汝臣民飢エテ死ネ
沖ではマグロは大漁、帰り船はカラッポ
闇で泳ぐサカナをどうして掴まえる
全国の飲食店が一斉に休業した年
違反を承知でイワシを大安売り
東京地裁判事・栄養失調で死亡
全国で三十三万軒の料理飲食店休業
裏口営業、花盛り
サカナが泳ぎ出した年
裏口に泳ぎ込む高級魚
 
第五章 自由に泳げるようになったサカナたち
民主主義下のサカナたち
「表」に出てきた「裏」口営業
開店したビアホ-ル・閉店した露店
民主化の波に泳ぎ出したサカナ
値上がり始めたサカナ
免許を持たないフグの板前さん
安保体制下のサカナたち
久し振りに聞く「競り売り」の声
漁獲高三百三十万トンを記録
サカナの値段をつりあげたのは誰だ
貧乏人は麦を食え!
講和条約下のサカナたち
浅草が消える?
マッカ-サ-元帥も去った
捕鯨オリンピックが開催される
李承晩ラインに線引きされたサカナたち
海に敷かれた一つのライン
撤回されたもう一つのライン
日本水産史上最高の漁獲高
 
終章 小笠原・父島のサカナたち
戦時中のサメの二つの利用法
サメを食べたことがありますか?
サメはなぜ臭いのか
サメの利用法(1)配給
サメの利用法(2)潤滑油
配給になったサメは?
スクアレンの多いサメ
思い出の肝油玉-サメの効用(スクアレン)
捕獲されたサメの数量は?
今の築地のサメは?
築地で得られた手掛かり
配給サメは南房総・千倉から築地に運ばれていた
戦争さえなかったら…!
小笠原の父島はかつて激戦地だった
二つの顔を持つ父島
父島はシマアジ・カンパチの宝庫
皮肉な終章
あとがき
参考資料

図書目録のお問い合わせ

資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。

担当:
図書情報部 図書係
電話番号:
03-3222-2573
FAX:
03-3222-2626