輸出に賭けた熱い夢
- サブタイトル
- 占領下日本のエレクトロニクス貿易
- 編著者名
- 赤沼 貢 著者
- 出版者
- 東洋経済新報社
- 出版年月
- 1993年(平成5年)2月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 210p
- ISBN
- 449206060X
- NDC(分類)
- 542
- 請求記号
- 542/A31
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はしがき
序章 終戦と復員
第1章 復学と卒業
アルキスト派の教授たちが次々と復帰
苦悩のすえ「繰上げ卒業」
第2章 松下電器貿易に入社
「アメリカと四ツに組んで商売をしたい」
松下幸之助氏にお目見え
第3章 占領下での貿易
屈辱の原産地表示”Made in Occupied Japan”
「これ、貼っときなさいよ」――冷たい女店員
第4章 GHQ――天皇の上にある権威
占領時代の東京――道路標識も英語
円ドル為替固定レート設定を手伝わされた?
第5章 特別調達
昇天の慈雨の如き最新技術
沖縄に農機具を輸出
第6章 クリスマス電球の輸出
「先刻お渡ししたL/Cは手違いであったから返してくれ」
電話がない!
第7章 最先端!ワイヤーレコーダーの輸入と販売
特許問題――先方は「困ります」の一点張り
第8章 発電ランプとの出会い
田舎の町工場で実習なんかしたくない
アメリカ兵に「自転車に乗って戦え」というのか
第9章 衣笠丸事件の真相
朝礼・社歌斉唱をやめよう!
「衣笠丸事件」――仕組まれた密輸?
第10章 松下から三洋へ
「賽ハ投ゲラレタリ」
第11章 朝鮮戦争特需
「支払いは?」「いつでもいいですよ」
特需で携帯電灯の在庫一掃
第12章 井植歳男と三洋電機
大衆の唯一の娯楽――ラジオ
第13章 発電ランプの輸出からラジオの輸出へ
上司三人、初の海外市場視察で珍道中
RCAにラジオを売る――商談はウイスキーを飲みながら
第14章 トランジスタラジオの出現
軽薄短小――奇蹟の輸出最適格商品
第15章 トランジスタラジオの育成
官民一体の「黄金の卵」育成
”Made in Japan”のイメチェンへ
第16章 トランジスタラジオの輸出
二〇〇〇台のラジオを抱えて年越し
チャネルマスター社と組んで大商い――一夜にして開けた世界市場
第17章 初めての海外出張――中東市場の開拓
ダマスカスの空港で「ヘルプ・ミー」
金髪の美少女が「私のパパ、大使なの」
終章 大いなる飛躍へ!
貿易部門の独立
あとがき
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