京都新聞120年史
ごあいさつ
口絵
現代史編
1, 阪神大震災への対応
震災報道で特別態勢/システム、機器は大丈夫か/被災の神戸新聞社を全面支援/1カ月にわたる「神戸新聞」製作/阪神大震災「1・17」ドキュメント/神戸新聞販売所を救え/広告局、東京支社も神戸支援/脚光浴びた合同連載企画「生きる」/
新聞発行協定のモデルに/「緊急事態発生時の対応マニュアル」を整備/15億円を超す救援金
2. KWS化の時代へ
編集者オペレーションによる紙面づくり/なくなる編集、制作の『垣根』/記者ワープロから記者パソコンへ/KWS導入に伴うフロアの改修/新写真電送システムの構築と電子カメラの導入/ポスト「KWS導入計画」
3. 経営基盤の安定へ
厳しい経済環境と社業改革/野村新体制発足、16年ぶりに社長交代/『1,000人以下体制』から『750人以下体制』実現へ/成功したIPI京都総会と第47回新聞大会/京都21会議の取り組み/再販維持への取り組み/社内LANの構築/CI活動の展開/
NIE活動の展開/創刊120年記念事業/白石社主の死去と顕彰
4. 地域に根ざした紙面づくり
読者とともに歩む/相次ぐ紙面刷新/大型連載企画の展開/連載企画で新聞協会賞を連続受賞/選挙報道に全力/広がるスポーツ面/事件・事故相次ぐ/組織改編
5. 時代と地域を見つめる社論展開
6. 技術革新を推進、見つめる社論展開
NEW-LINKSの完成・発展と2000年対応/カラー紙面の『華』/選挙報道も技術の勝負に/『技』を受け継ぎ、磨く
7. 美しく、魅力のある紙面へ
印刷設備を段階的に増強/全面オフセットが完成/新印刷体制構築へ
8. 販売体制の基盤強化
朝刊50万部への再挑戦と安定部数への軌跡/増紙活動の支え/成果上げた販売促進運動/定価改定と販売政策/再販、景品規制見直し問題/販売所経営の近代化をめざして
9. 広告営業の新たな展開
成長期から低迷期へ/業種別・広告種別担当機能の強化/広告会社との新しい協調関係の確立/広告料金の適正化/4年連続の「新聞広告賞」受賞/調査機能の強化によるデータ整備/電算システムのバージョンアップ/新しい広告商品の開発
10. 幅広く文化・スポーツ事業
充実した建都1200年関連事業/好評博す多彩な美術企画/読者サービスに徹した各種事業/盛り上がりみせたスポーツイベント/市民と一体のシンポジウム/地域に根ざした文化センター
11. 多メディア戦略の展開
メディア研究所の開設/映像・CD-ROM分野へ本格進出/記事データベースの拡充/「情報BOX都大路」のl開局からインターネットホームページの開設へ/マルチメディアへ京滋情報を発信/活発な出版事業
12. 施設、職場の環境の充実
施設、設備の充実/人権問題への取り組み/安全衛生委員会/会社一斉に分煙対策/車両業務の委託と車両課の廃止/緊急時対策
13. 滋賀で安定期版を確立
紙面改革/積極的に長期連載・特集/カラー紙面の充実/県内の重大事件、事故への取り組み/多彩な事業を展開/しのぎを削る広告集稿/販売所の動向と部数増への取り組み
14. 首都での展開
15. 商都での展開
16. 山城・学研での取り組み
南部支社発足~府南部を一元的にカバー/南部戦略推進で拠点整備
17. グループ、関連会社
京都電子計算株式会社/京都新聞事業株式会社/京都トラスト株式会社/京都新聞開発株式会社/株式会社京都センター/株式会社京都新聞コミュニケーションズ/株式会社京都新聞折込サービスセンター/京都新聞販売株式会社/洛西ケーブルビジョン株式会社/
京都新聞健康保険組合
18. 京都新聞社会福祉事業団
先駆的な福祉の取り組み/善意の協力に支えられて/高齢化時代に対応して/福祉の啓発と各種贈呈事業
通史編
1. 創始の時代
はじめに/村上作夫(1)輪郭と背景/村上作夫(2)叡麓学舎/村上作夫(3)新聞事情/村上作夫(4)京都商事迅報の創刊/村上作夫(5)浜岡光哲との出会い
2. 大新聞への展開
京都商事迅報の廃刊/京都新報の創刊/大新聞と小新聞/紙面の充実
3. 滋賀県へ進出
村上の復帰と京都滋賀新報/京都滋賀新報創刊と背景/京都滋賀新報の紙面/「規約七則」の心意気/村上作夫の死
4. 新聞受難の時代
主筆騒動と仮編輯長制/新報の三傑/「中外電報」と改題
5. 日出新聞の時代
弾圧と身替わり新聞/日出新聞の誕生と浮揚/日出新聞の特色/城多虎雄の死/「中外」の奮闘と終章/「日出」の飛躍と紙面改良/京都の3大問題/京鶴鉄道/京都の転機/巌谷小波の入社と瞳々会/日出新聞3000号/平安遷都1100年
6. 「京都日出新聞」へ躍進
時代の要請/改名と紙面改革/浜岡社長の退陣/社長に雨森菊太郎/日露戦争と号外合戦/新聞写真の初め/大阪2紙の京都進出/新社屋に移転
7. 大正期の日出新聞
「激動の年」日本・京都/「憲政擁護」と暴徒/念願の夕刊発行/雨森社長の死
8. 近代化への道程
後川社長の就任/初のストライキ/関東大震災後の変革/昭和への移行/「新社屋」建設と競争/御大令に電送写真/後川社長の死
9. 「日出」「京日」の競合
「京日」の成長期/「京日」の飛躍/「京日」に白石古京/「京日」朝刊を発行/「三都合同新聞」の明暗
10. 「京都新聞」の誕生
「京日」の独立/山根社長の死/「浦田社長」と白石の退社/「日出」「京日」合併への曲折/「京都新聞」の発足
11. 平和と前進の夜明け
白石古京の復社/復帰・白石の初仕事/戦争終結と戦後処理/白石古京の社長就任/GHQ、新聞政策の功罪/混乱のなかの「新・京都論」
12. 京都新聞の基礎固め
「夕刊京都」の発行/紙勢続伸の源/「夕刊・京都新聞」の登場/併読紙か主読紙か/編集・製作の機械化/京都放送の創立/白石社長、講和会議へ/「専売制」の発足
13. 社勢躍進の時代
第1次・社屋大増築/社内改革の数々/「滋賀日日新聞」創刊と休刊/設備近代化と小型カメラ/紙面に見る「京都ブーム」/80周年記念事業の展開/増ページラッシュ/販売部数調査/躍進・85周年/昭和40年代・社業の種々/石油パニック
14. 100周年めざして
新聞協会長に白石社長/白石社長の活動と叙勲/ローカル広告/第3次社屋増築と設備の充実/創刊100周年記念/白石英司副社長の改革/新しい新聞製作システム/白石英司社長の就任と急逝
15. 21世紀への序章
坂上社長と「リンクス」元年/京都新聞活性化計画/リンクス完成と設備の増強/紙面づくりの変化と充実/創刊110年と「京都21会議」/抗議・批判。おわび・訂正
資料編
Ⅰ 経営
定款/基本綱領/歴代役員任期一覧/きらり21計画(骨子)/きらり21計画Ⅱ(骨子)/第4次京都21会議提言(要旨)/第5次京都21会議提言(要旨)/業務組織図/取材網/主要設備機器一覧
Ⅱ. 人事
役職者一覧/社友/永年勤続者表彰/社長賞受賞者/きらり賞受賞者/販売拡張・広告勧誘活動表彰者/主な海外派遣/物故者/人権問題推進会議「人権講座」
Ⅲ. 編集
「天眼」執筆者/「現代のことば」執筆者/「私の京都新聞評」執筆者(「紙面モニター」執筆者)/連載小説一覧/連載漫画一覧/主な連載記事/別刷り特集一覧
Ⅳ. 販売
発行部数の推移/地域別発行部数内訳/販売所各会歴代役員/販売所一覧
Ⅴ. 事業
京都新聞五大賞/京都新聞日本画賞/市民国際交流賞/外国人留学生研究奨励金/京都新聞「府民の消防賞」/滋賀県優秀消防団/・職団員等表彰/滋賀県優秀農家表彰/びわこフォトコンテスト/全国都道府県対抗女子駅伝競走大会/京都新聞福祉賞/京都政経文化懇話会/
西京都政経文化懇話会/北京都政経文化懇話会/京都ニューメディア懇談会/京都新聞マルチメディア懇話会/京都新聞マーケティングフォーラム/主な出版物/文化センター主な特別講座/主な恒例事業
内外新聞アラカルト
民間新聞の誕生
新聞縦覧所
世界最古の新聞類似物
窮余の策、実らず
岸田吟香と新聞広告
誤植騒動
浜岡のシャレっ気
新聞と世間と政府
鳥居誨と天橋義塾
競争より連帯
記者との交際ご法度
徴兵令と血税事件
通信員と探訪員
イエロージャーナリズム
保証金制度で弾圧
明治の土地騰貴
ナポレオンと新聞
社説欄珍?工夫
USO no 800号
明治時代の寄書
小説で発行停止
大衆新聞の登場
裸体画論争
ポンチ絵のルーツ
チリンチリン箱
鏡花・逸話選
カナダの日本びいき
近衛文麿と日出
主筆去る、末期の酒
幻の元号スクープ
希少価値の昇降機
家族が見る後川像
最大の死亡広告
京都初のラジオ放送
大震災と新聞販売
選挙粛正キャンペーン
飛行船の報道合戦
飛行船報道に意欲
初の専属飛行機
臨時ニュース第1号
支那事変と言論対策
戦雲険し編輯局
室戸台風で学童慰霊塔
世論調査のはしり
日誌がつづる報道管制
黒くて辛い戦争末期
ミス京都の選定
左ヨコ書きの疑問
初の民間商業放送
記者もの映画
誕生日おめでとう
首相の疑惑と新聞
ウォーターゲート事件
100年史に見る4大スクープ
ホッコリデーの勧め
欠陥新聞の発行