図書センソウ タイケン ト ケイエイシャ000068706

戦争体験と経営者

サブタイトル1~10
岩波新書;新赤版1728
編著者名
立石 泰則 著
出版者
岩波書店
出版年月
2018年(平成30年)7月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
viii,179p
ISBN
9784004317289
NDC(分類)
335
請求記号
335/Ta94
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はじめに
第一章 戦地に赴くということ
堤清二
父・康次郎の出現
理系から文系へ
堤の戦争体験
中内功
一兵卒として戦地に派遣される
ルソン島での飢餓体験
堤、共産党に入党する
共産党の査問を受け、除名
西武百貨店に入店、「セゾングループ」へ
辻井喬での創作活動
バブル景気を追い風に
平成不況の中でグループ解体
「よい品をどんどん安く」
他人のために生きる
『わが安売り哲学』
私は商人である
「ソビエトをつくろう」
関西財界の重鎮に異議
「そんなええかげんなことを言うのはおかしい」
阪神淡路大震災の被災者を励ます
晩年の中内
 
第二章 日本軍は兵士の命を軽く扱う
ケーズデンキ・加藤馨名誉会長の「お別れ会」
「戦争ほど悲惨で残酷なものはありません」
職業軍人の道へ
暗号班長として
ノモンハン事件で見たもの
大本営への疑問
日本軍の無謀な戦いぶり
敗戦、そして仕事探し
ボロ家で始めた電気店
明朗会計と無料修理
ナショナルショップから混売店へ
株式会社カトーデンキ
定年まで働いたら財産ができる組織に
個人の尊厳と自由意志を尊重した人生
東証一部上場を実現
「がんばらない経営」
個人の尊厳と自由意志を尊重した人生
 
第三章 戦友の死が与えた「生かされている」人生
ワコール会長の神がかり的な発言
「絶対商人になる」
「近江商人の士官学校」での出会い
中村伊一
川口郁雄
八幡商業時代の三人
ラブレター事件
卒業後の進路
インパール作戦に従軍
「白骨街道」を歩く
「なぜ自分だけが生き延びたのか」
婦人洋裁下着を専門とする株式会社へ
塚本の女性観、平和への希求
川口の戦争体験
塚本との再会
学徒出陣で満洲へ
ソ連での収容所生活
塚本幸一からの誘い
トロイカ体制で発展
「経営危機」にどう向き合ったか
四つのビジョン
「相互信頼の経営」へ
戦争が三人を結びつけた
 
第四章 終わらない戦争
ある商社マンの戦争体験
「オレは、いまから鬼になる」
国民の生命を守らない軍隊
シベリア抑留の経験
日本軍敗北の真相
珊瑚海海戦での日米異なる対応
目先の勝利が大切なのか
「全体」に無条件に尽くす「個」
山本俊彦の経営
「個」を活かす人事
左遷されていた労組役員を抜擢
受け継がれなかった山下革命
 
おわりにかえて