図書目録ワタクシ ノ テッコウ ショウワシ資料番号:000068654

私の鉄鋼昭和史

サブタイトル
編著者名
稲山 嘉寛 著
出版者
東洋経済新報社
出版年月
1986年(昭和61年)1月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
viii,254p
ISBN
4492812725
NDC(分類)
564
請求記号
564/I54
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
昭和史年表:p247-254 カバーに「私の昭和史シリーズ」の表示あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

序文
 
1章 青春時代と八幡の盛況
官営八幡製鉄所へ入る
予算決算課から購買課へ
下宿の大家は職工さん
鉄と煙の町・八幡
溶鉱炉の「棚を吊る」病気
わずか八ヵ月間の八幡生活
 
2章 身体で覚えた鉄鋼販売
鈴木課長に鍛えられる
商売の駆引きの面白さ
当時の鉄鋼問屋の風景
泣かされたインチキ・クレーム
 
3章 共販組合から連合会組織へ
生産分野協定生まれる
共販組合を次々に設立
苦心したアウトサイダー規制
激しい輸入品との競争
価格はコスト+適正利潤
 
4章 日鉄合同と戦時統制
日本製鐵の誕生
吉原引手茶屋の笑い話
統制会の中の二派
日鉄クーデターと私の立場
悩まされたヤミの配給切符
統制会の疎開で八幡行き
間一髪、広島を通過
終戦で見た人間の本性
 
5章 戦後復興と日鉄の解体
回避された賠償指定
恵まれた八幡での生活
鋼材倶楽部の設立
日鉄解体の悲しみ
安岡、何両先生の見立て
悲観的だった鉄鋼生産の再開
私の知っている組合指導者
 
6章 中国貿易・北京への道
最初の中国訪問
周恩来総理との直接交渉で妥結
一四年かかった日中関係の修復
中国の調整能力を評価する
拡大する日中経済交流
カストロ首相との親交
 
7章 公販制度と住金事件
公開販売制度への取組み
過当競争の弊害
本当の自由主義経済ではない
住金事件の波紋
住金の立場に共感
 
8章 難産だった新日鐵の誕生
永野発言が発端に
「両虎相戦っては傷つく」
近経学者の反対
苦慮した釜石分離問題
対等合併を可能にした事情
合併の目的は達成した
ゴネ得風潮を憂う
 
9章 自主規制からトリガー価格制へ
自主規制に乗り出す
ソロモン氏との話し合い
IISIの設立
トリガー価格制度の導入
結局は輸入数量規制へ
大切にしたい米国市場
 
10章 君津に新鋭製鉄所を建設
三次にわたる合理化計画
中山半氏の執念を継ぐ
四日市と競合した君津
鄧小平氏への説明不足
石油危機後の対応
 
11章 これからの鉄鋼業を考える
〝脱工業時代〟は存在しない
欲望だけでは経済は成り立たない
自我の抑制が自由を生む
物の需要はあまり伸びない
「人間の幸福」を考える時代
 
あとがき
付録(付図1、2 資料1、2)
年表

図書目録のお問い合わせ

資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。

担当:
図書情報部 図書係
電話番号:
03-3222-2573
FAX:
03-3222-2626