図書センソウ ト ゲイノウ000068630

戦争と芸能

サブタイトル1~10
そのとき、どんなことが起きていたのか?
編著者名
近現代日本エンタメ研究会 著/小針 侑起 著/広中 一成 著/押田 信子 著
出版者
育鵬社
出版年月
2022年(令和4年)6月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
246p,図版xvip
ISBN
9784594090456
NDC(分類)
772
請求記号
772/Ki43
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
参考文献:p108-109,p239-241
和書
目次

第一章 戦前日本芸能史(小針侑起)
昭和以前の戦争と民衆娯楽
日露戦争が民衆娯楽に与えた影響/第一次世界大戦と浅草オペラ/レコード黎明期と軍楽隊/慰問と芸能
花柳界と戦時下の活動
花柳界の様子/物議を醸した奉祝行列/支那事変後の花柳界/戦時下の吉原遊郭
時局と戦時下の芸能人たち
厳格化する台本検閲/戦時下の浪界/舞踏界の女性たちと慰問/モダンダンス界の慰問状況
戦時下のモダンエイジたち
弾圧されるモダン文化/マヌエラと上海租界/モダンボーイたちの戦時下/敵性音楽の禁止/持論を曲げずに唄いつづけた東海林太郎/花の歌舞伎の子と生まれ……「戦場初舞台」物語
/戦死した新劇俳優・友田恭助
藤村梧朗が辿った戦時中の活動
藤村梧朗の生い立ちと日本オペラ創世記/浅草オペラ隆盛時代/藤村梧朗と台湾/藤村梧朗と慰問活動
 
第二章 慰問礼状の背後にある戦場―第二六師団(泉兵団)独立歩兵第二三連隊の日中戦争(広中一成)
はじめに
戦場に斃(たお)れた女漫才師/なぜ芸能人は戦場へ赴いたのか/慰問礼状に込めた思い
日中戦争の勃発と山西省
閻錫山の山西省支配/独混第二旅団の出動/長城戦をめぐる戦い
独歩第一三連隊の戦い
独歩第一三連隊の結成/最前線での粛正作戦
藤村梧朗一座の慰問公演
小結
 
第三章 戦時エンタメ界を生きた天才少女たち(押田信子)
本章の始めに
「戦時下の幼い職業婦人」高峰秀子の軌跡
四〇〇本の映画に出演/女優秀子の第一歩/軍靴の響き/東海林太郎に溺愛された/転職と同時に戦争が始まった/女優と献納/慰問雑誌『戰線文庫』と秀子/戦争と映画会/映画の規制
/特攻隊員との別れ/戦争が終ったのだ……/欧米でも天才少女の時代
日独の狭間で翻弄されたふたつの美貌 原節子、諏訪根自子
日独合作映画『新しき土』と原節子/ドイツで喝采を受ける/不器用だった女優の慰問/原節子と終戦/美少女提琴家、諏訪根自子
ムーラン・ルージュ新宿座の元祖アイドル、明日待子と少女踊り子軍団
会いに行けるアイドル/ムーラン・ルージュ新宿座オープン/陽の待子と陰のナナ子/明日待子、万歳/権力への抵抗、そして落城
 
インタビュー 戦前から戦後へ、メイコのエンタメ界交流録、女優中村メイコ
おわりに