日本百貨店業発展史
- サブタイトル
- 会社史で見るデパート経営
- 編著者名
- 末田 智樹 著
- 出版者
- ゆまに書房
- 出版年月
- 2022年(令和4年)2月
- 大きさ(縦×横)cm
- 21×
- ページ
- vi,271p
- ISBN
- 9784843362853
- NDC(分類)
- 673
- 請求記号
- 673/Su19
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 文献あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
序章 先行文献の整理―百貨店業の会社史資料と戦前・戦後の百貨店業史研究―
1. 日本における百貨店業の会社史資料の整理
1-1. 百貨店の会社史に関する既往研究
1-2. 百貨店の会社史の特色と重要性
1-3. 戦後以降の百貨店史研究に関する若干の整理
2. 戦前日本の百貨店業史研究の整理と課題
2-1. 1990年代から2010年代にかけた百貨店史研究の概観
2-2. 経営史・商業論等の概説書にみえる百貨店史研究
2-3. 三越・松坂屋・髙島屋等の呉服系百貨店
2-4. 西武百貨店・阪急百貨店・東横百貨店等の電鉄系百貨店(ターミナルデパート)
2-5. 地方百貨店および地方都市で展開された反百貨店運動
2-6. 2-1~5以外の百貨店史研究
2-7. 小結―先行研究からみえる戦前の百貨店史研究の課題―
第1部 三越編
第1章 三井呉服店案内の裏面―『花ごろも』から探るマーケティング的経営組織の改革―
1. はじめに
2. 従来の評価と新たな視点
3. 高橋と日比による呉服店のマーケティング的改革
4. 高橋と日比による呉服店の組織改革
5. 店員の立場からみた『花ごろも』の役割
6. おわりに
第2章 営業部長日比翁助の模索―『春模様』から探る三井呉服店の経営方針―
1. はじめに
2. 『春模様』の挿画からみえる特色
3. 『春模様』の目次からみえる特色―『花ごろも』『夏衣』との比較―
4. 『春模様』とその後の発行誌との比較
5. おわりに
第3章 三越の成立と発展―先駆的百貨店の役割―
1. はじめに
2. 執筆者からみえる『三越』の会社史としての位置づけ
3. 『三越』からうかがえる三越の成立過程
4. 戦前までの百貨店としての三越の発展とその役割
5. おわりに
第4章 三越大阪支店の再興に集結した優秀な人材と営業方針
1. はじめに
2. 編者大橋と三越幹部が語る営業方針
3. 日比と中村と高山による大阪支店再興
4. 大阪支店の店員からみえる30年の足跡
5. 大阪支店の幹部陣による営業方針
6. 大阪支店の展望と大橋の跋文
7. おわりに
第2部 呉服系百貨店編
第5章 松屋の発展とその礎石―銀座の老舗百貨店の知られざる成立と発展
1. はじめに
2. 『松屋』の口絵写真と目次構成の検討
3. 創業経営者古屋徳兵衛による人材育成と経営組織の近代化
4. 松屋銀座本店の開業までの経緯
5. 店外の問屋からうかがえる松屋の百貨店化過程
6. 幹部の方針・展望と銀座・横浜・浅草三店舗の建築概要からわかる松屋
7. おわりに
第6章 大丸の経営精神と専務取締役里見順吉―『大丸20年史』から探る経営法―
1. はじめに
2. 編者の主張点からうかがえる大丸発展の意義
3. 大丸の江戸期の発展と明治後期の危局
4. 11代下村正太郎社長の経営改革による呉服系百貨店の誕生
5. 『大丸』の目次構成にあらわれた大丸の営業精神と特色
6. 里見純吉の入社経緯
7. 専務里見の経営訓話からわかる百貨店経営法の源流
8. おわりに
第7章 髙島屋の経営発展と飯田家―『髙島屋100年史』から探る経営基盤
1. はじめに
2. 飯田家の系譜と明治期における髙島屋の経営
3. 飯田家同族会の成立と大正期の株式会社化
4. 大阪と東京における近代的大型店舗体制の確立
5. おわりに
第8章 十合(そごう)の創業と百貨店化―関西拠点の形成と発展経緯―
1. はじめに
2. 『そごう』の口絵写真
3. 十合の創業と同族経営による百貨店化
4. 経営方針と接客上の指導方針
5. 大阪本店と神戸支店の営業地盤づくり
6. 回顧座談会からみえる創業期の営業
7. おわりに
終章 百貨店業史研究の課題と方向性
1. 戦前・戦後の百貨店業史研究の課題
2. 戦前・戦後の百貨店業史研究の方向性
3. 小結
あとがき
索引
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