図書センソウ ト カジン タチ000068613

戦争と歌人たち

サブタイトル1~10
ここにも抵抗があった
編著者名
篠 弘 著
出版者
本阿弥書店
出版年月
2020年(令和2年)10月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
668p
ISBN
9784776815129
NDC(分類)
911
請求記号
911/Sh65
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
「歌壇」(2013年7月号-2020年4月号)連載に加筆したもの
和書
目次

はじめに
 
第一部 苦闘した戦時詠の遺産
国民詩人の北原白秋
現地詠を開いた渡辺直己
従軍に挑んだ小泉苳三
運命に殉ずる宮柊二
斎藤史の愛と呪詛
庶民性を貫く筏井嘉一
「欧州」を詠む斎藤茂吉
窪田空穂の人間愛
土岐善麿の知性的表現
与謝野晶子の時代認識
中国に愛着をもつ土屋文明
若山喜志子の反骨精神
自決した軍医の米川稔
悲歌に徹した釈迢空
国に絶望した半田良平
大内與五郎の気丈な抑留詠
太平洋戦争下の無名歌人
 
第二部 過酷な学徒出陣と勤労動員
まず教師が立ち上がる
早稲田大学の場合
國學院・慶應大学の場合
出陣を悲しむ歌壇
特集「学徒出陣の歌」
恒常化した勤労動員
典型としての川口常孝
学徒兵を愛した折口春洋
 
第三部 弾圧された運動体
戦後に発表された獄中詠
内田穣吉と布施杜生
方法と苦闘した坪野哲久
森川平八のシベリア抑留詠
 
第四部 迷路に入り込む歌壇
二・二六事件の衝撃
表現の自由の抑圧
軍国主義者の斎藤瀏
中河与一による誣告
太田水穂の愛国主義
大日本歌人協会の解散
「大東亜戦争」の開戦詠
「愛国歌人」になる川田順
戦争責任の追及
消えざる「戦争」の翳
 
索引