聞き書き自分史
まえがき―聞き書き自分史の生涯教育機能
第一章 聞き書き自分史は戦後69年に始まった
1 高齢市民からの提案
2 市民センターの3目標
3 高齢者自分史の困難
4 聞き書きボランティアの募集と養成研修会
5 聞き書きに間に合わなかった人もいた
6 八幡大空襲の概要
第二章 研修会を振り返る―カギは聞き書き作法にあった
1 聞き書きの始め方―最大の思い出から聞き始める
2 連想ゲームの応用
3 連想ゲームはブレイン・ストーミング
4 自分史情報の整理と編集
第三章 あの日1945年8月8日、八幡で何が起こったか 八幡大空襲から70年―体験者が語る言葉の遺産
1 戦後70年目の聞き書きも継続
2 聞き書きボランティア「平野塾」の結成
3 「平野塾」動く
4 行き詰まった発行計画―ありがたかった市民からの救いの手
5 「地域の記憶遺産を支える会」の結成
6 北九州市民の集いに向けての取り組み
7 語り手は何を語ったか
第四章 証言集が生み出した社会教育事業
1 広がった波紋
2 「語り部同窓会」の実施
3 証言集に対する子どもたちの感想文募集
4 「平和音楽祭」の発足
5 米兵捕虜遺族の北九州市訪問
6 「八文字カフェ」の開設
7 コロナ禍による断念と野外慰霊祭への転換
第五章 西門司の聞き書き自分史 『未来への伝言』ができるまで
1 平野市民センターの体験が生きた
2 女子大生参加の人間化学反応
3 西門司でも聞き書き自分史は「地域史」になった
4 被災者慰霊祭の実現
(1) 『未来への伝言』報告会における「慰霊祭」の実施協議
(2) 慰霊祭の趣旨
(3) 慰霊祭企画の概要
5 子どもたちへ―未来へのバトン
6 事業経過の動画化
あとがき―晩年の生涯教育実践