図書クウソウ カラ ケイカク エ000068594

空想から計画へ

サブタイトル1~10
近代都市に埋もれた夢の発掘 Urbanism:Utopian and Planning
編著者名
中川 理 編者/空想から計画へ編集委員会 編者
出版者
思文閣出版
出版年月
2021年(令和3年)3月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
731、15p
ISBN
9784784220021
NDC(分類)
518
請求記号
518/N32
保管場所
閉架一般
内容注記
索引あり
和書
目次

空想から計画へ―巻頭言(中川理)
Ⅰ 思念―思い描いた夢
第1章 大原孫三郎の田園都市構想と倉敷の都市計画(中野茂夫)
第2章 大正期京都のロマン主義と竹久夢二(高木博志)
第3章 建築構造学者・田辺平学とその時代―20世紀前半日本の建築学の都市への関与(初田香成)
第4章 兼岩伝一の都市計画思想(高嶋修一)
第5章 坂倉準三が戦時下で思い描いた「輝く都市」―「忠霊塔都市計画」に埋もれた「ル・コルビュジエ的なもの」(三木 勲)
第6章 1900年代から1910年代の建築規則が求めたこと(西澤泰彦)
Ⅱ 周辺―夢が託される場
第7章 神戸市塩屋における外国人住宅地の開発と変容―E・W・ジェームス及び英国人資本家たちに着目して(水島あかね)
第8章 近代鎌倉の道路整備にみる「観光」と「住みよさ」の相克―日本自動車道路と新旧の住民(赤松加寿江)
第9章 巡礼と郊外―名古屋覚王山をめぐって(岩本 馨)
第10章 台湾のヒルステーション( 大田省一)
第11章 郊外は空想の跡か、残滓か ―ソウル京城・明水台住宅地と黒石洞の近代(砂本文彦)
Ⅲ 復興―自律と制御のなかで
第12章 戦災都市における復興構想と神戸の都市計画(村上しほり)
第13章 闇市転生を「空想」する―松本学の日本ヴォランタリー・チェーン構想と東京のテキヤたち(石榑督和)
第14章 戦後期横須賀における米軍属と地域住民―横須賀市秋谷地区を事例に(木川剛志)
第15章 昭和30年新潟大火復興の都市復興―戦後都市再開発の理想と現実(角 哲)
第16章 戦後岐阜市における繊維問屋関連企業による従業員住宅の建設(荒木菜見子・中川理)
Ⅳ 構造―地域と建築の変容を捉える
第17章 大阪新田地帯の近代―土地経営と地域社会構造の変容をめぐる空間論的転回(中嶋節子)
第18章 大阪・船場の改造と都市建築―第一次大阪都市計画事業における三休橋筋の拡幅を事例として(平井直樹・三宅拓也)
第19章 日本統治期の台湾における武徳殿の建設(西川博美・中川理)
第20章 台湾の伝統的環境におけるエッジとノードとしての「曉江亭」の空間構成(呉瑞真・黄蘭翔)
第21章 戦後沖縄における〈空間計画〉の夢と現実―基地都市コザを事例に(加藤政洋)
Ⅴ 交通―持ち得た役割
第22章 明治期築港の目指したもの ―東京・横浜の艀運送との関係から(中尾俊介)
第23章 近代京都の道路拡築事業と町(岩本葉子)
第24章 台湾蘭陽平野における日本統治時代の地域開発―交通インフラの整備と産業の立地による工業都市羅東の発展(辻原万規彦)
第25章 「京城」における幹線街路網建設―1930年代を中心に(石田潤一郎)

あとがき
索引(人名/地名)
執筆者紹介