帝国をつなぐ「声」
- サブタイトル
- 日本植民地時代の台湾ラジオ
- 編著者名
- 井川 充雄 著
- 出版者
- ミネルヴァ書房
- 出版年月
- 2022年(令和4年)2月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- v,247,4p
- ISBN
- 9784623092796
- NDC(分類)
- 699
- 請求記号
- 699/I31
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- JSPS科研費JP19K02141の助成を受けたもの 主要参考文献:p235-244
- 昭和館デジタルアーカイブ
序章 「帝国」の時代にラジオはいかに響いたか
第Ⅰ部 台湾放送協会の設立と発展
第一章 台湾におけるラジオの登場
1 乱れ飛ぶ電波
2 天皇の<声>への希求-御大典と台北放送局の設立
3 台湾放送協会の設立
4 総督府交通局と台湾放送協会
第二章 台湾ラジオと東亜放送網の拡充
1 日台ネットワークの確立
2 内地と外地の交換放送
3 東亜放送網の形成
4 太平洋戦争下の東亜放送
第Ⅱ部 台湾社会とラジオ
第三章 時差撤廃とラジオ-ラジオの作る時間観念-
1 帝国と標準時
2 時差撤廃をめぐる論争
3 時差撤廃の前後
4 ラジオの作る時間
第四章 日本統治時代の台湾におけるラジオ体操-動員される身体-
1 ラジオ体操と身体
2 台湾におけるラジオ体操の開始
3 ラジオ体操の集団化
第五章 日本統治時代の台湾におけるラジオリスナー-日記から読み解く台湾人にとってのラジオ-
1 統計調査から見るラジオ聴取者
2 台湾人の日記に見るラジオ
第六章 台湾におけるラジオ塔-日本統治下の台湾におけるラジオの共同聴取
1 遺構としてのラヂオ塔
2 ラヂオ塔の設置
3 台湾におけるラヂオ塔の設置
4 事変後のラジオと聴取者
第Ⅲ部 戦時下の台湾放送協会
第七章 アジア・南方への拠点としての台湾放送協会
1 台湾放送協会に対するアジア・南方への拠点としての期待
2 台湾のラジオ放送聴取調査
3 台湾放送協会による海外放送の開始
4 民雄放送所の設置と太平洋戦争
第八章 太平洋戦争下の台湾放送協会
1 副見喬雄と台湾総督府交通局
2 太平洋戦争の開戦当日
3 二重放送の開始
4 その他のインフラ整備
第九章 台湾における玉音放送-台湾統治の終りの始まり-
1 外地における玉音放送
2 台湾における玉音放送
3 接収までの経緯
4 接収後の台湾のラジオ放送
終章 解体される「帝国」とラジオ
主要参考文献
あとがき
人名・事項索引
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