日中戦争研究の現在
- サブタイトル
- 歴史と歴史認識問題
- 編著者名
- 川島 真 編/岩谷 將 編
- 出版者
- 東京大学出版会
- 出版年月
- 2022年(令和4年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- vi,342p
- ISBN
- 9784122069107
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/Ka97
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 参考文献あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに 川島真・岩谷將
Ⅰ 日中戦争史研究の意義と評価
第1章 戦争末期における中国戦線と東南アジア戦線-「一号作戦」と「ビルマ作戦」の衝撃と波紋 波多野澄雄
はじめに
一 一号作戦の衝撃
二 一号作戦の展開
三 一号作戦の波紋
四 東南アジアにおける日中戦争
おわりに
第2章 「戦争遺留問題」と対日新思考-江沢民・胡錦濤政権期の対日歴史政策 川島真
はじめに
一 戦争遺留問題という考え方
二 戦争遺留問題と対日新思考
三 「戦争遺留問題と中日関係」座談会での議論
四 戦争遺留問題の展開
おわりに
Ⅱ 戦時体制下の認識と人々の生活
第3章 日中戦争期(一九三七~四一)における日本の戦争指導体制 戸部良一
はじめに
一 北支事変と派兵決定
二 内閣強化
三 大本営
四 大本営政府連絡会議と御前会議
五 五相会議
六 その後
おわりに
第4章 日本の国家総動員体制の動揺-一九三八~三九年 森靖夫
はじめに
一 国家総動員法第一一条発動問題
二 不満の噴出-一九三九年末
おわりに
第5章 総力戦体制と「聖地」ツーリズム-「鍛錬」と「信仰」 平山昇
はじめに
一 総力戦体制と「自粛」
二 「事変下のお正月をどうするか」
三 娯楽への渇望
四 「自粛」のなかでの盛り上がり
五 正当化の論理① 「信仰」
六 正当化の論理② 「鍛錬」
七 「紀元二千六百年」
おわりに
Ⅲ 戦争と交渉
第6章 盧溝橋事件における現地交渉 岩谷將
はじめに
一 七月七日の発砲事件
二 北平における交渉
三 第二九軍の動向
四 善後交渉
五 北平における継続交渉
六 日本側中央の反応
七 新司令官の着任
八 陸軍中央部の新方針
九 引き続く衝突
一〇 天津における交渉
一一 帰平前後の宋哲元の動向
一二 北平における事態の推移
一三 熊斌の入平と冀察側態度の変化
一四 日本側対応
一五 廊坊事件
一六 広安門事件
一七 冀察側動向
一八 華北総攻撃
おわりに
第7章 国際機構における「技術」と「政治」-戦争・国家建設・ナショナリズムの狭間で 帶谷俊輔
はじめに
一 満州事変後の日本
二 満州事変後の中国
三 日中戦争の勃発と技術協力
おわりに
第8章 占領地における中国第三勢力-中国社会党・中国国家社会党を中心に 関智英
はじめに
一 中国青年党-国共両党への批判
二 満州事変の勃発-中国青年党の分裂と三つの中国国家社会党
四 汪精衛政権の展開と第三勢力
おわりに
特別寄稿 「攘外政策」の再検討-蒋介石と華北の危機 黄自進(高柳峻秀翻訳)
はじめに
一 「安内攘外」政策の趣旨
二 「高調反共、低調抗日」の顛末
三 熱河作戦における苦境
四 長城戦役期における政治的清算
五 過渡期における「政整会」の任務
六 『冀察政務委員会』(以下、冀察会)をめぐる政治状況
七 盧溝橋事件拡大の経緯
おわりに
おわりに 川島真
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