図書ケイザイ センシ ノ チチ トノ タイワ000068477

「経済戦士」の父との対話

サブタイトル1~10
俳句にみる戦時下の人びと
編著者名
大川 真郎 著
出版者
浪速社
出版年月
2022年(令和4年)4月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
233p
ISBN
9784888545464
NDC(分類)
289
請求記号
289/O46
保管場所
閉架一般
内容注記
年表:p230-231 参考文献:p232-233
和書
目次

はじめに
第一章 父のおもかげを尋ねて
父の記憶
新宮市と大逆事件
会社勤めと俳句の人生
結婚そして妻の死
故郷に眠る
 
第二章 残された俳句と散文(一九二〇年~一九三六年)
俳句の道へ
子規と漱石の友情
「倦鳥」の誌友となる
生涯の師・西村白雲郷氏との出会い
俳句にみる父
俳句界の変革を目指して
散文にみる父
 
第三章 俳句界にも戦争の影響(一九三七年~一九四〇年)
俳句同人らが戦場へ
父の俳句論-「近代俳句と色彩」
父の俳句に対する評価
俳句仲間のみた父
前線俳句が中心に
父への招集
俳句誌「断層」の廃刊
 
第四章 日中戦争下の暮しと思い(一九四一年一月~五月)
軍務の日々の中で
自分を見つめる
故郷を想う
話題は戦争のことばかり
戦時下のあくどい商法
気になる父の思想
戦時下の煙草のお粗末さ
八歳の子との対話
なぜフランスは敗けたか
戦争「正当化」のための理論的支柱
「世界新秩序の第一歩-満州事変」
戦争「正当化」のための皇国史観
特派員のみた南方諸国
 
第五章 占領下の中国をゆく(一九四一年五月~六月)
ボロ船での出発
東支那海を航く
揚子江の広さに一驚
南京にて-知らされなかった南京大虐殺
漢口にて-中国民族の生活力に驚く
上海にて-テロの暗躍を抑えきれず
中国をどう見たか
恵まれた中国出張
家族への思い
帰国後のこと
 
第六章 「経済戦士」の死(一九四二年五月)
命運を握る南方資源の開発
国策戦士の人選
最初から輸送船が不足
早や領海内に敵潜水艦
魚雷が船を撃沈
明暗分けたボートへの乗船
ボートの争奪
遅れた救出作戦
事件の隠蔽
「大洋丸会」の結成
生還者の苦労
捕虜となった父の友人
父の贈りもの
大洋丸の発見
いまだ海に眠る三十万体
 
終章
遺句集の発行
二人の師の序文
追悼句会の開催
俳句界にも弾圧が及ぶ
俳句界も大政翼賛下に
おわりに
年表
参考文献