放送をつくった人たち
- サブタイトル
- オリオンブックス
- 編著者名
- 塩沢 茂 著
- 出版者
- オリオン出版社
- 出版年月
- 1967年(昭和42年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 259p
- ISBN
- NDC(分類)
- 699
- 請求記号
- 699/Sh79
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
放送はじまる 大正十四年七月
まえがき(渋沢秀雄)
〝女の夜間出演まかりならぬ〟―服部愿夫(初代放送部長)の失敗―
日本放送協会設立(大正十五年)/〝専門の声優〟大島たき子
大阪は日本文化の中心―番組調整に大奔走の奥屋熊郎―
「詩の朗読」はローカルで・・・・・・
ドラマ演出の神様―仕事の鬼・和田精の気概―
煙山二郎を魅了する/長谷川幸延の対東京意識
洋楽顧問と放送スト―音楽普及につとめた堀内敬三―
工学と音楽の二筋道/楽団〝なやまされ会〟
〝太鼓の先生〟小森宗太郎―日響の長い歴史とともに―
オーケストラ結成と試験放送/「日響」と「新交響楽団」
MH型国産マイク誕生―丸毛登と星佶兵衛の二人三脚―
不況下のラッパ受信機普及/報償金五千円
円盤録音機の国産化―機銃音に涙した久我桂一―
専門外の悲しさ/録音時間わずか三分/チェコ機統音の録音
実った五年の浪費―加藤倉吉の「時報の音」づくり―
時計修理とフルートと
江木理一のラジオ体操十年―世界各国から注目―
久保田万太郎と飛島常矩―番組統制と〝七人の侍〟―
異色の一匹侍/小山内薫の配慮/徳川夢声をくどく
子どもの新聞と戦争ぼっ発―村岡花子の出所進退―
報道するにしのびず
ディスク・ジョッキー生まる―並河亮の〝苦肉の放送〟―
教師・ブタ箱・翻訳・・・
名アナウンサー―松内則三と河西三省―
あわや政争の犠牲者に/神宮球場カラスが・・・・・・/一高対三高の〝実況〟弁士/前畑がんばれ!
〝玉音放送〟流れる 昭和二十年八月
放送考査官の汗と涙―青柳政吉とポツダム宣言受諾―
文学的センスに魅力/特別放送直前の回線復旧
「玉音」の収録と送出―情報局放送課長・山岸重孝―
放送は十五日正午/あふれる涙の中で収録/和田信賢悲しみの放送
擬音効果と古沢高平―「ラジオ実験室」で放送界へ復帰―
こどもと笛だけの一生
新しき人登場―日本放送協会再組織と瓜生忠夫―
委員としての心構え/岩波茂雄の熱意/高野岩三郎会長の選任
放送ストライキ―協会を追われた被害者藤井冠次―
CIE頼みの大きな誤算/日放労の結成/放送委員会の自然消滅
CIEラジオ課と番組―意見の調査役フランク・馬場―
「街頭録音」等、積極的に推進
「街頭録音」と藤倉修一―放送に対する庶民の態度―
売春婦の更生エピソードも/特定思想の横行
CIEへの異常神経―「二十の扉」と竹久千恵子―
夫、クラークはGHQ勤め/藤倉修一の雲がくれ
聴取率を下げてくれ!―日曜娯楽版と丸山鉄雄―
〝遊び〟のうちに素地づくり/では、一足お先へ
市川三郎の方向転換―娯楽版の冷淡と温情―
上流社会への不信/「冗談音楽」から「喫煙室」へ
プロデューサーの草分け―ラジオ・ドラマ、コメディと堀江史朗―
抑留生活時代の勉強/松井翠声と「陽気な喫茶店」/森繫久弥と「愉快な仲間」
シチュエーション・ドラマ―内村直也と「えり子とともに」―
内村直也の協力トリオ
敗戦日本のロス中継―島浦精二の発憤―
〝乱世の英雄〟南江治郎―ラジオ・ドラマの実現を推進―
長かった下積み生活
D・Jの草分け―元・伯爵令嬢山本喜美子―
石井好子と「ジャズのお家」
民間放送開局 昭和二十六年四月
和田信賢パリに死す!―新しき放送出現のとき突如として―
石井選手らに見守られ/六代目大いに怒る/転勤旅費で温泉遊び
民放開局五分前―押しつけ放送から楽しむ放送へ―
〝民放ラジオの父〟吉田秀雄/新日本放送開局と小谷正一/高田保・和田精の援助/筒井建司郎のクイズ番組/中日放送開局と鈴木重治/民放ラジオと新聞社
コマ・ソンの登場―人気絶頂の三木鶏郎―
コマ・ソンは二十世紀の童謡
民放の長寿番組―「ウカ・チャカ」演出の植野晃弘―
ムーラン仕込みの敏感な神経
ヒットしたラジオ・ドラマ―新諸国物語と北村寿夫―
テレビ放送と正力松太郎―放送協会に先行した日本テレビ―
正力を動かした人たち/孤立無援の男/街頭テレビの構想/委員会廃止十五分前!
受像機の発明―世界に先がけた高柳健次郎―
倉庫のような実験室
初のテレビ・ドラマ―川口劉二・坂本朝一・伊馬春部―
余分なやっかい仕事/〝なんでも屋カワさん〟の発憤
テレビ・スポンサーの先駆者―CMに動物を使ったライオン歯磨―
テレビ一台を何人で見る
ラジオ東京PR大作戦―亀岡亮三の異質な存在―
開局の複雑な事情/〝東京名物〟七万人の夕涼み
ドラマへの積極的姿勢―「日真名氏・・・・・・」と高橋太一郎―
〝魔の時間〟をあやつる男―宮田輝と高橋圭三―
「三ツの歌」と「話の泉」/「私の秘密」の〝ご対面〟
国産テレビ映画誕生―パイオニア小林利雄―
採算以前の問題/「月光仮面」に同情票/監督第一号船床定男/手塚治虫の「鉄腕アトム」/合理的な動画づくり
俳優の出演ボイコット―〝かみそり〟春日由三の敗北―
ラジオの末期を象徴?
ホーム・ドラマ・ブーム―放送協会の体質改善の所産―
筒井敬介の「バス通り裏」
三人のディレクター―永山弘「どたんば」―岡本愛彦「私は貝になりたい」―和田勉「日本の日蝕」―
ドラマのメカニズム追求(永山)/社会派ドラマの金字塔(岡本)/菊田一夫から作劇法会得/岡本・橋本忍コンビ/人間社会の変革(和田)/奨励賞どまりのドラマ
〝素顔論争〟―「日本の素顔」の吉田直哉―
羽仁進の挑戦状/ドキュメンタリーの方向転換
現代の稗田阿礼(ひえだのあれ)―世界の旅と兼高かおる―
航空会社の信頼絶大
テレビで育ったスター―プロデューサーの俳優発掘―
池内淳子・大空真弓の場合/大蔵貢に買われた大空/小林千登勢の場合/林美智子・樫山文枝の場合
NETとモーニング・ショー―赤尾好夫と大川博の対立―
公共性か現実問題か/庶民の心を知る木島則夫
産学共同の東京に―倉田主税の宿願と誤算―
再び振り出しへ
鶏郎対鮎郎―「スタ千」で兄貴をしのぐ―
新司会術の完成
テレビと著作権―日本放送作家協会と組合―
久保田万太郎の存在/寺島アキ子の積極的姿勢
いばらの道の教育放送―西本三十二と放送教育研究会―
骨身にしみたにがい体験/高野山での全国大会
渡辺プロダクション―テレビ媒体のフル利用と演技輸出―
渡辺美佐の性格と運命/クレージー作戦
放送協会会長前田義徳―真価を問われる国際的センス―
本書に登場する主な人たち
あとがき
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