時代のカナリア
はじめに――時代のカナリアとして――
第1章 90歳でもピンヒール! 元気でハッピーに生きるヒント
夢にも思わなかった「86歳の誕生日」
「人生100年時代」の生き方、それはまさに「女性の問題」
生涯大事なのは「キョウイクとキョウヨウ」
幸福を導く「あいうえお」の法則
人生は選択の連続だけれど、大事なのは自分の意志
炊きたてご飯の塩むすびが食の原点
「90歳でもピンヒール!」を支えるフィジカル
「骨呼吸」で丈夫な骨を育てる
自分の描く理想に向かって、今を精いっぱい生きる
第2章 生まれたときから戦争だった だからこそ知るリアルな哀しみ
「男女平等」と言われてもロールモデルがいなかった
終戦の日の翌日、母は「自決」の作法を教えた
「鬼畜」のアメリカ兵は、ニコニコしながらやってきた
軍人の家の末っ子に生まれて
ダンスをする父と母の間で
戦死した兄が口笛で吹いていた美しいメロディ
疎開先での空腹。竹槍の訓練もした
戦後の東京に我が家の男たちは帰ってこなかった
特攻隊から帰ってきた次兄の秘密
母のように黙って涙をこらえる女にはならない
第3章 戦後、自由な空気のなかで私は何になりたかったのか
大人も子どもも、みんな飢えて混乱していた
アメリカ人少女の黄色いゴム長靴
兄の口笛で聴いたあのメロディが米軍放送から……
兄はなぜ「自分の曲だ」と言ったのか
「汝の車を星につなげ」
女優志願。高校在学中に大監督、大女優の面接へ
第4章 愛と平和のメッセージ エルヴィス、ビートルズ、マイケルが残したもの
ジャズ喫茶「コンボ」での青春
本物のジャズを聴かせてあげる
エルヴィス・プレスリーは、何か、ゾワゾワする感じ
『スイングジャーナル』誌への投稿
福田一郎さん、大橋巨泉さん……チャンスをくれた男性たち
今なら完全に「セクハラ、パワハラ」の仕事現場
仕事現場の98パーセントが男性、という中で
東京オリンピックより、アメリカに行きたい!
初めて「エルヴィスのアメリカ」へ
エルヴィスには会えなかったけれど
ビートルズ「来日公演反対」の声の中で
「公式記者会見」で叱られて
「公式記者会見」で叱られて
「単独インタビュー」の夢のような時間
15年目に、やっとエルヴィスに会えた
マイケルの魂
第5章 「やっと」と「いまだに」の間に 戦後第一世代の思いを込めて
「やっとここまで……」という感慨
アメリカに初の女性副大統領誕生
カマラ・ハリスさんの歴史的スピーチ
では、私たちの民主主義はどうなるのか
一つでも差別がなくなるほうがいい
「命」と「地球」を大切にするジェンダーの可能性
アメリカも日本も、動き始めている
歴史への冷静な反省と自戒
世界では水と食料の奪い合いが始まっている
殺し合いの歴史を止められるのは女性リーダーの知恵と母性
第6章 ヨーコがジョンを変えたように世界を変えるのは女性です
たとえば災害避難所に「授乳室」、という視点
小さな変化の実現が大きな変化につながる
「クオータ制」も、やってみればいい
「選択的夫婦別姓」も、やってみればいい
父親に結婚の許可を求めた「家父長制」の時代
声を上げないと始まらない
「同調圧力」を破る大坂なおみさんの発言
伊藤詩織さんの粘り強い闘い
男も学習しなければならない。それが現代
ジョン・レノンとオノ・ヨーコが体現した男女平等を越えた深い愛
第7章 ダメなものはダメ! 時代に感応するカナリアでいるために
これだけは絶対にダメ。その第一は戦争です
長兄の戦死の地に立って
核兵器もいらない。絶対だめ!
地球環境汚染も、原発も、絶対ダメ!
男の嫉妬とジェンダー・ハラスメント
「利他の喜び」を大切にしたい
すべての命を大切に