「挫折」の昭和史
- サブタイトル
- 編著者名
- 山口 昌男 著
- 出版者
- 岩波書店
- 出版年月
- 1995年(平成7年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- ix,420,10p
- ISBN
- 4000008943
- NDC(分類)
- 210.7
- 請求記号
- 210.7/Y24
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 初出:『へるめす』第14-22号(1988年3月-1989年11月) 主要参考文献:p407-418 主要人名索引:巻末
- 昭和館デジタルアーカイブ
1 「挫折」の昭和史-エノケンから甘粕正彦まで
白井鐵造と甘粕正彦のフランス
白井・エノケン・ロッパ
満映の甘粕と「私の鶯」
昭和の神話空間としての満州
岡正雄と林達夫
東方社・『フロント』という磁場
新劇人山川幸世と東宝の秦豊吉
グラフィック・デザイナー原弘
コスモポリタン岡田桑三
自分のうちに埋もれた歴史
2 戦争と“知識人”-名取洋之助から富塚清へ
名取洋之助の活動
日本工房の人々
対外文化宣伝活動としての雑誌
名取洋之助と岩波書店
林達夫の知的ダンディズムの射程
間奏曲-三つのいたずら霊
富塚清の場合
回想録を手がかりに
戦時中の知識人として
モダニズムという光源
3 スポーツの帝国(一)-小泉信三とテニス
小泉信三とテニス
岩波書店と小泉
平沼亮三との関係
戦前・戦中の小泉
戦後の文化人批判
小泉と戦後のメディア
小泉のなかのスポーツ
軽井沢テニスの光景
4 スポーツの帝国(二)-岡部平太の“満州”
岡部平太のアメリカ体験
岡部平太の「満州」
日本初の国際スポーツ大会、日仏対抗陸上競技会
満州事変の影
さまざまな岡部像を超えて
むすびにかえて
5 絵師と将軍
絵師竹中英太郎
浅原健三の水脈
竹中の周辺-牛原虚彦・美濃部長行
小山勝清と『少年倶楽部』
橋本憲三と高群逸枝
下中彌三郎と平凡社の周辺
雑誌『苦楽』のモダニズム
山名文夫と英太郎
『新青年』・乱歩・久作
絵師と将軍
満州時代の英太郎
6 ダダイストのような将軍の肖像
メタ軍人石原莞爾
石原の精神形成
青年石原
見岸雄と田中智学
ベルリン時代の石原
満州時代の人的背景
花谷正と石原イズム
都市ハルピン
郡司次郎正の「満州事変」
7 「夕陽将軍」の影
駒井徳三の「満州」
満州事変頃の石原莞爾
「満州国」建国と大同学院
衛藤利夫の軌跡
笠木良明のサイドから
于冲漢と石原莞爾
自治指導部と資政局
協和会
満州と北海道
民間人と満州
駒井の後半生の活動
8 読書する軍人
さまざまなる石原像を超えて
昭和七年、石原、満州を去る
永田鉄山
宇垣組閣反対運動の深層
林内閣の人脈
建国大学の夢、或いは今日の大学批判
孤立する石原
9 実験的<知>の系譜学へ
浅原逮捕-東条の影
帰国後の石原
東条暗殺未遂事件
石原のスポーツ・コネクション
昭和天皇と石原莞爾-繆斌事件
石原の死と大川周明
補論・将軍の蔵書
おわりに-甘粕にはじまり石原に終る
補遺1 知のダンディズム再考-「エロ事師」たちの精神史
ジュール・シェレ展からの旅
不思議な二冊の古書
トリックスター梅原北明
梅原北明と浅草空間
梅原の『文芸市場』の位置
好色の出版文化
F・シャンソールの水脈
影の精神史-知のダンディズム再考
補遺2 モダニズムと地方都市-北海道と金沢
北の建築家
五歳の頃のある遭遇
田上義也とライト
北海道のモダニズム建築
建築と文化人類学
金沢の一九二〇-三〇年代
映画の地方モダニズム
昭和モダン展1920-40
洒落た「染色破風壁掛」
主要参考文献
あとがき
主要人名索引
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