図書目録ニホンジン オ タイショウ ト シタ キュウ マンシュウ チュウゴクゴ ケンテイ シケン ノ ケンキュウ資料番号:000068239

日本人を対象とした旧「満洲」中国語検定試験の研究

サブタイトル
編著者名
李 素楨 著
出版者
文化書房博文社
出版年月
2013年(平成25年)7月
大きさ(縦×横)cm
23×
ページ
vi,309p,図版 [1] p
ISBN
9784830112423
NDC(分類)
820
請求記号
820/R32
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
博士学位請求論文「旧『満州』における日本人を対象とした中国語検定試験の研究」(桜美林大学,2007年)を書籍化したもの 参考文献:p290-298
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

まえがき
序章
研究課題及び時期
先行研究の概要とその検討
植民地教育史の研究
近代中国語教育史の研究
本書に関わる先行研究
本書で明らかにする問題点
研究目的と資料調査
名称用語
「満洲」
中国語検定試験
 
第1章 中国語検定試験の成立と展開
検定試験の発端期 ―明治三十七年(光緒三十、1904)~明治四十一年(光緒三十四、1908)
最初の検定試験
発端期の区分
検定試験の発展期 ―明治四十二年(宣統一、1909)~昭和十二年(康徳四、1937)
検定試験の目的の更なる明確化
奨励金額の変化
検定機関の増加と試験範囲の拡大
各種中国語検定に関する参考書の出版
検定試験の最盛期 ―昭和十三年(康徳五、1938)~昭和十六年(康徳八、1941)
『語学検定試験規定』の改定
受験者数の増加
試験結果に関する講評と巡回調査の実施
検定試験の内容
検定試験の終焉期 ―昭和十七年(康徳九、1942)~昭和二十年(康徳十二、1945)
「決戦体制」下の試験内容
試験応募者の職種の増加
 
第2章 中国語検定試験の規程、方法及びその合格率
各種の試験規程
満鉄の規程
関東都督府の規程
「満洲国」政府の規程
各種の試験奨励
満鉄の奨励
関東庁の奨励
官署職員の奨励
関東都督府の奨励
巡査巡捕の奨励
「満洲国」政府の奨励
試験形式及び方法
地域・職業ごとによる区分
受験の合格率
満鉄地方学務課の調査表
「満洲国」教育司の調査表
手書き謄写版による調査表
 
第3章 中国語検定試験の内容及び言語の特徴
日本人の「渡満」史
在「満」日本人の不安感
在「満」日本人の中国語学習
在「満」日本人の生活及び「満洲」の風土誌
日本人の食住
「満洲」の地理と交通
「満洲」の気候
「満洲」の風俗習慣
当時の植民地教育像
試験問題に現れた言語上の特徴
 
第4章 雑誌『善隣』に見る検定試験の実態
『善隣』の時代と性格
『善隣』の時代―昭和五年(1930)~昭和二十年(1945)
植民地における語学雑誌の性格
『善隣』の主幹中谷鹿二
中谷鹿二の出身
学歴と職歴
趣味と学問
思想傾向
『善隣』の所蔵と欠号
現在の日中両国における所蔵状況
当時の販売状況と購読方法
広告に掲載した在庫数
当時の印刷状況
『善隣』に掲載された「満洲」の語学資料
「満洲」の方言土語
「満洲」で使用された花柳界用語
「満洲」で使用された「隠語」
「満洲」で使用された「日満合辨語」
『善隣』の検定試験対策
『善隣』と読者の関係
模擬試験とその奨励活動
掲載された過去試験問題及び詳解
注音符号の利用
 
終章
検定試験における皇民養成の社会教育
検定試験文献の日中関係史上における価値
「満洲」での検定試験対策の第一人者―中谷鹿二
検定試験の性格及びその位置付け
検定試験における「誘導」の手段
各種の表
旧「満洲国」語学検定試験委員会一覧表
『善隣』に掲載されている中国語検定試験問題に関する一欄表
中谷鹿二著作一覧表
旧「満洲」における中国語検定試験に関する年表
付録
各種の試験問題(一部抜粋)
各種の試験規程及び関係書類
参考文献
各章の図表出典一覧
あとがき
後序

図書目録のお問い合わせ

資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。

担当:
図書情報部 図書係
電話番号:
03-3222-2573
FAX:
03-3222-2626