僕とデザイン
- サブタイトル
- 編著者名
- 仲條 正義 著
- 出版者
- アルテスパブリッシング
- 出版年月
- 2022年(令和4年)1月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 210p
- ISBN
- 9784865592467
- NDC(分類)
- 727
- 請求記号
- 727/N34
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 表紙のタイトル:Design and me
- 昭和館デジタルアーカイブ
カラー口絵「Nakajo Works」
第一章 『花椿』のアートディレクターになるまで
大工の息子に生まれて、戦争を体験する
中学でデッサンに夢中になる
藝大時代の財産は同級生
日宣美の奨励賞を受賞する
学生時代にプロの現場でアルバイトを始める
資生堂に入社するが、生意気な社員だった
資生堂を三年、デスカを一年で退社
仲條デザイン事務所を設立
『花椿』の仕事が舞い込む
仲條正義と私
「ゆるぎない仲條イズムと『花椿』と共に」(平山景子)
「きれいにやりすぎるなというアンチテーゼ」(高橋歩)
第二章 デザインは文字である
文字組みは音楽だ
カレンダーをデザインで面白くする
アルファベットは勝手にやるしかない
デザインが歌になる感覚
日本語の特殊性を考える
興味さえあれば読んでもらえる
読者の目を引くための違和感
手書きで書体をつくる方法
日本人デザイナーが目指すべき文字
ロゴにも流行がある
突っ込みどころのあるデザイン
優れたフォントは歴史を伴って生まれる
仲條正義と私
「美しい矛盾」(後藤繁雄)
「仲條さんはひとりだけ違う作業をしているのかもしれない」(穂村弘)
第三章 デザインを完璧にしない
雑誌はイメージで読者の目を引くこと
デザイナーの個性は体質や手垢のように出るもの
アイデアは井戸の水のように汲んでも枯れずに出てくる
デザインを論理的に詰めることに違和感を持つ
イメージを押しつけるのは野暮
迷うことが嫌いだ
カメラマンには教養が重要
映画はイメージで見る
ポスターは下手くそ
イメージを高いレベルで定着させる大変さ
借りた写真はレイアウトで鈍くなる
僕は広告が合わない
仲條正義と私
「ちゃんとした世界じゃないものは、ちゃんとした世界じゃない人に頼む」(篠山紀信)
「完成度に厳しいのに、現場では全然厳しくない」(三浦憲治)
第四章 『花椿』は強度の高い遊びだ
雑誌は視覚で語るもの
シェイクスピアをお題に遊ぶ
パリ・ロケは現地でアイデアを変えた
キャスティングありきのリトアニア・ロケ
作家性の強い写真家でイメージをつくる
映画仕立ての写真の訴求力
ロンドンのクラシックとアヴァンギャルドの両面を撮る
ハワイでポパイを遊ぶ
SF映画をネタ元に、粗さがばれないように暗いイメージで撮る
映画的設定を用いるのは、雑誌を活き活きさせるため
ホテルをテーマに徹底的に遊びの世界をつくる
ロンドンで、透明人間が服を着たようなファションを撮る
ハワイのホテルから一歩も出ないで言葉のアートを撮る
帽子デザイナーの創造性を最大限活かす
ふざけた和風スタイリングを柔らかいトーンで仕上げる
コム デ ギャルソンとの良い関係性から生まれた東京タワー遊び
エンターテインメントにしないと雑誌ではない
仲條正義と私
「ファッションは移ろい、デザインは情け」(伊藤佐智子)
「媚びずに、自分の偏屈を通す」(山本ちえ)
「自由で贅沢で奇跡的な仕事」(ホンマタカシ)
第五章 理屈だけのデザインは退屈だ
デザインは知恵
デザインはゲーム
デザインは突き抜けないと、野暮になる
遊びがデザインの潤滑油
新人はフレッシュなことをやらないといけない
個性と人間性は別。我が強すぎると邪魔になる
展覧会は自分らしさを出せる機会
退屈と感じたらおしまい
マエストロの知恵とユーモア──編集者あとがき
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