図書キク ト ニホントウ000068194

菊と日本刀 上

サブタイトル1~10
編著者名
鵜野 晋太郎 著
出版者
谷沢書房
出版年月
1985年(昭和60年)4月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
vi,403p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/U77/1
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

第一章 釈放
一九五八年八月十九日
争取吧!
耳に母の子守歌
一九五六年六月十九日
判決文
血涙をのんだ寛大政策
刑死した戦没学生の遺書
ユニークな中国の戦犯処理
 
第二章 「鬼」への道
久留米第一陸軍予備士官学校入学
憲兵から習得した拷問のコツ
一著名女流文壇人の場合
ある牧師の場合
渡辺憲兵大尉
「中国人を斬らんと体の調子が悪い」渡辺
師団司令部拷問室
材料をつかった拷問教育
ヒロヒトの作戦要務令
尊敬と憧れの的、憲兵
今なお蠢く元憲兵
極限の殺人鬼に
野犬の餌
「苦い経験」
フルコース
拷問とは
厳重処分の由来
日本刀
母から渡された二振りの軍刀
出陣
悶えと焦り
ムラムラ燃える殺意
湖北省鐘祥県朱家埠へ
 
第三章 殺人行脚開始
幹部候補生出身将校と現役将校の矛盾
一日千秋に待ちこがれた晴れ舞台
噴水のように噴き出た二本の血
逃げ遅れた老婆を芋ざし
奴隷兵士・小川一等兵
小川から絞り出た声
バイブル-「軍隊内務令」
今もうなされる光景
昭和十八年二月大隊情報宣撫主任に
林伍長の悲劇
増幅するヒロヒトへの憎しみ
伯母との対話
宮中の実態
 
第四章 天宝山
仙人砦の攻防
最強の六師と対峙
六師の仙人砦攻勢
八中隊の防戦
六師、攻撃開始
壮絶な抗日軍敢死隊の来襲
メクラ撃ちの零距離射撃
恐怖で狂う兵士
建軍以来最高の射耗弾
遺棄死体からの「文書諜報」
六師敢死隊の壮絶な死に様
伊藤中隊長の苦悩
「生粋の軍人」安藤大隊長
安藤にみる「将校の道」
「人殺し連隊長」浜田
「装備は丙トス」
天宝山への道
黒廟-斥候進出限界線
浜田の独演場
尖兵誘導将校に命令
大敗北につながった進路変更
逃げ遅れた農民を虐殺
死に急ぐ亡者の葬列
六師の完全包囲網
目前に六師の重機関銃
六師の突撃-パニックの人馬
テーブル高地での井上、行年の死
佐藤大隊副官
通信ミスが追い討ち
地獄図絵
二俣中尉の終焉
直撃を受け無線分隊全減
錯乱して歩き出した伊藤中尉
堀中隊長の自爆
あい次ぐ悲報
五中隊の逃亡
反転
「反転誘導将校は鵜野少尉」
担架を血の海にして昇天
「戦闘詳報」作成命令
奥の院ー功績事務室
天宝山突入-X日
ついに来たX日
一大復仇戦-「竜北掃蕩戦」
天宝山への転進
うごめく皇軍の本性
 
第五章 無敵皇軍の敗退
ゲリラ根拠地との対峙戦
塩の封鎖
良民証
密偵
憲兵ルートの密偵
憲兵密偵長暗殺
矢は放たれた
ガボッという重い音
上官毎辱暴行事件
幻の死の監獄
俘虜監督将校着任
国際公法の存在すら知らされず
皇軍の俘虜管理組織
天皇が批准しなかった国際公法
ゴキプリ軍人とバロン都筑
慢性的飢餓
最初の難問
対俘虜都筑構想
徐々に回復した俘虜
成り下がりの開き直り
日本語特訓の開始
抵抗
私の目論み
次いで架橋訓練
薛上尉
生体手術殺人
空気注射
頭骨
“性病治療”
常徳作戦
「鬼子!」
負傷兵八十余名を斬殺
強まる敗色
撤退
飯より好きな火つけ、掠奪
恍惚感
鉄拳制裁
後輩が連隊情報主任に
殺害の快感
単独殺人四十四名
首の魅惑
初年兵の殺人訓練
初体験の指南
暴虐の極限
曲がる「貞光」
陳金事件
ふとよぎる不安
盗まれた拳銃
陳金烈士
俘虜懐柔策
密告者の養成
密令
二万本伐採命令
屎尿没入作戦
夜行軍開始
母との再開
連隊旗焼却
 
第六章 厳寒のシベリヤ
ソ連の俘虜に
皇軍兵士から本物の俘虜へ
地獄の一丁目
ヤポンスキー・オペラ
仏の老軍医とアリモバさん
俘虜泣かせ
凍る床
ティーユー
ゲーペーウー
審問開始
友情
競り市送りの羊
天下一品の流刑地-カラガンダ
兵糧攻め
さわやかな主体性
屈辱的検査
ラーゲル流れ者
ラーゲル青年行動隊
和田耕作の啖呵
ソホーズと芋掘り
虜囚とワーシャの恋
告白
焦りと絶望
残り滓の群れ
家畜並みの貨車行
ハバロフスク
最終ラーゲル
つかの間の感涙
忍びよる不安
絶望の中国逆送
中国は客車
白パンの感激
獄囚の日の始まり