広島・長崎から戦後民主主義を生きる
- サブタイトル
- 往復書簡
- 編著者名
- 関 千枝子 著/狩野 美智子 著
- 出版者
- 彩流社
- 出版年月
- 2012年(平成24年)10月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 381p
- ISBN
- 9784779118173
- NDC(分類)
- 289
- 請求記号
- 289/Se24
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 奥付のタイトル:往復書簡広島・長崎から:戦後民主主義を生きる 関連年表:p372-381
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめの手紙(関→狩野)
1 被爆と差別(関→狩野)
なぜ戦争体験を語れない!/半世紀を経ての戦争証言
原爆をきちんと書くということ
2 敗戦による解放(狩野→関)
関さんからのお誘いにのる/被爆体験を伝えるということ
3 悔いと心の痛み(関→狩野)
「放射能」への思い/被爆者の心の傷は放射能?
4 これまでのこと(狩野→関)
わたしの略歴――長崎に行くまで/学徒動員/東京の空襲を逃れて長崎へ
5 東京の私立校から広島の県立校へ(関→狩野)
戦中のカルチャーショック/「贅沢」な東京女学館
6 被爆のこと(狩野→関)
家族の小史/被爆体験とその後
敗戦前後のこと
7 八・六から敗戦まで(関→狩野)
「朝鮮人」のこと/「生き残り」の苦しみ
「差別」の構造に気づく
8 戦中戦後、思い出すこと(狩野→関)
マスカットと石鹸、角田先生のこと/浅草と長崎
9 めくるめく秋(関→狩野)
墨塗り教科書/原爆は「文化」も焼き尽くした
よみがえる文化 峠三吉さんのこと
10 民主主義と文化(狩野→関)
『振袖の少女』・敗戦の日/熊本女専・新憲法
11 戦後民主主義の始まり(関→狩野)
真実の歴史を知る感動/戦時中の学習ノートに見る私
「教育」の大切さ、おそろしさ
12 歴史認識について(狩野→関)
少なくとも疑問は持っていた
13 男女共学「一期生」(関→狩野)
草創期の新制高校で/露文科、レッドパージ反対闘争
「労働者」の中へ/血のメーデー事件
14 大学をめざす(狩野→関)
関西のOL時代/慶應大学苦学生
15 大学に帰り就職にも成功(関→狩野)
不景気だが「就活」は呑気だった/恩師・横田先生
大らかだった新聞社の入社試験
16 昭和の長女(狩野→関)
父の死・就職/教師の仕事
17 新聞記者の日々(関→狩野)
有楽町に鳩が舞う/地方支局勤務第一号
「お妃記者」から「ラジオ・テレビ記者」に/組合婦人部長で奮闘
18 教師の時代(狩野→関)
中学校から定時制高校へ/全共闘時代とは何だったのか
19 アメリカでの六年半(関→狩野)
ワシントンで出産/グリニッチ町での〝優雅な〟暮らし
日本語補習校に図書室をつくる
20 初めて世界を見る(狩野→関)
いつも本が読みたかった/沖縄、スペイン内戦、ソ連への強い興味
21 帰国、市民運動の日々(関→狩野)
PTA、「図書館づくり運動」へ/父母の死、PTA
「被爆」にとりくむ/図書館づくり運動「ふみくら」
22 バスクとのより深い出会い(狩野→関)
文筆業に専念する/「バスクは悲劇の国です」
八〇年代後半からの日本
23 女性専門紙の「記者」として(関→狩野)
「国際婦人年」の高まりの中で/「全国婦人新聞」の記者となる
『広島第二県女二年西組』の出版/日の丸・君が代反対
「貧困の女性化」に怒る『この国は恐ろしい国』/政教分離訴訟の原告として
24 野上弥生子・最近のテーマ(狩野→関)
PTA/野上弥生子の世界へ
25 最後の手紙(関→狩野)
性奴隷を生み出す風土/新自由主義の下での「変容」
再び戦後民主主義の原点へ
26 二一世紀の始まり(狩野→関)
九・一一から始まる戦争と保守化/東日本大震災・原発事故
あとがき
関連年表
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