図書目録ニチベイ カイセン ノ シンイン ト ゴサン資料番号:000068133

日米開戦の真因と誤算

サブタイトル
PHP新書 1283
編著者名
歴史街道編集部 編
出版者
PHP研究所
出版年月
2021年(令和3年)11月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
202p
ISBN
9784569850801
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/R25
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第1部 政治、外交編
日中戦争の背後に見えてきた影(保坂正康)
アメリカで高まった日本への警戒心/日英同盟の破棄と四国条約の締結/満州事変が意味するもの
国際秩序を築く構想力が日米ともに不足していた(井上寿一)
一九二〇年代の国際協調、そして満洲事変/日中戦争が「戦争ではない戦争」だった理由/日米戦争の遠因とは/日米の決定的問題
開戦への導火線――アジアとヨーロッパで何が起きていたのか(平塚柾緒)
リットン報告書は日本をそれほど非難していない/日本とドイツの接近は対米英を想定したものではなかった/日中の全面対決が米英を刺激した/躍進するドイツに対し、日本、そして米英は……/アジアの植民地をめぐり対立は決定的に
インテリジェンスで読み解く真珠湾までの舞台裏(小谷賢)
イギリスのチェンバレンはなぜ宥和政策をとったのか/日本が情報を生かして成功した北部仏印進駐/二月極東危機で見せたイギリスのインテリジェンス/スパイにつかまれた日本の意図、変転する日米交渉
海軍 真珠湾は想定外!開戦を止められなかった「責任」と「誤算」(戸髙一成)
海軍はいつ「対米戦」を意識したのか/いかにして勝つつもりだったのか/真珠湾攻撃の意図とは/秋山真之の言葉が教えてくれること
陸軍 戦略構想の変遷から見える「対米戦への分岐点」(川田稔)
ドイツを火種に再び大戦が起こる/次の大戦に備えて……満蒙領有論の登場/動き出したドイツを見た日本は……/三国同盟と日ソ中立条約の狙い/陸軍が見抜けなかったアメリカの意図
共存共栄へ――開戦の回避に奔走した駐日米大使グルー(太田尚樹)
不穏な空気の日本へ/ドイツへの不信感/陸軍を嫌った背景/グルーの開戦阻止工作
戦争回避の交渉を破綻させた「パーセプション・ギャップ」とハル・ノート(須藤眞志)
日米双方に生まれた不幸な誤解/三国同盟を形骸化しようとしたが……/南部仏印進駐の決定的影響
 
第2部 空母機動部隊編
「空飛ぶ水雷戦隊」の発想から最強の空母機動部隊は生まれた(戸髙一成)
日本海軍に課せられた制約/「空飛ぶ水雷戦隊」という発想/山本五十六が果たした役割/真珠湾を決断させたもの
必ず航空機の時代になる…… 米国で受けた衝撃から霞ケ浦航空隊発足へ(松田十刻)
山本五十六を導いた奇縁/突きつけられた主力艦の制限/「霞空」で目指したもの
航空攻撃は量だ!画期的な「空母の集中運用」を生み出した男たち(江宮隆之)
「航空主兵」を唱えた若手たち/追い風となった中国戦線/世界に誇る空母機動部隊の誕生
 
第3部 真珠湾攻撃編
「トラ・トラ・トラ!」乾坤一擲 未曾有の壮図に全世界は震撼した(松田十刻)
訪れたX日、問われる真価/一路、真珠湾へ/「全機、突撃せよ!」
真珠湾は誇るべき作戦だった……駆逐艦でハワイを目指して(元駆逐艦陽炎航海長・市來俊男/取材・構成・久野潤)
「これは大したものだ。航空部隊はよくやるな」/ご飯も炊けぬほどに荒れた海で/艦内は歓声に湧き立った
「命中させてくれ!」皆の期待を背に、われ敵戦艦を雷撃す(元空母加賀艦攻隊・前田武/取材・構成・久野潤)
死ぬのも早いが、やりがいはあるだろう/「お前らだけでも無事に日本の母港に帰ってくれ」/空高く立ち上がった茶色の水柱
真珠湾、珊瑚海、ミッドウェイ、レイテを再検証する(大木毅)
軍令部と連合艦隊の対立/真珠湾攻撃は愚策か/珊瑚海海戦の蹉跌/止められた連続攻勢――ミッドウェイ海戦/レイテ沖海戦――未完の「狭海」作戦
執筆者紹介
初出一覧

図書目録のお問い合わせ

資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。

担当:
図書情報部 図書係
電話番号:
03-3222-2573
FAX:
03-3222-2626