図書キンダイ エンゲキ ノ ミャクハク000068121

近代演劇の脈拍

サブタイトル1~10
その受容と心性
編著者名
神山 彰 著
出版者
森話社
出版年月
2021年(令和3年)10月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
387p
ISBN
9784864051637
NDC(分類)
772
請求記号
772/Ka39
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
人名索引:p375-387
和書
目次

Ⅰ 森鷗外と三木竹二に見る「演劇」
演劇から見る森鷗外──「和魂洋才」の一面
三木竹二の系族──森家の人々の遊戯感覚
森鷗外のなかの依田学海と末松謙澄──まだ見ぬ「演劇」を巡って
 
Ⅱ 歌舞伎の世紀末
坪内逍遙の世紀末──『牧の方』と「みだれ髪」の時代
『め組の喧嘩』と『お祭佐七』の間──黙阿弥以後の「江戸歌舞伎」
鏡花劇の台詞の魅力──『天守物語』を巡って
二代目市川左団次の「セルフ・ヘルプ」──西洋演劇との相互受容
「芝居見たまま」の魅力──舞台の記憶装置
 
Ⅲ 大正・昭和戦前期の面影
雑誌『新演芸』に見る大正演劇
「声色」の時代──観客の記憶と伝承
「歌舞伎十八番」の近代──十代目団十郎と山崎紫紅
天勝の「流し目」と新劇の「見下し目線」
『沓掛時次郎』と股旅物──姓・故郷・家族
戦中演劇への一視点
「舞台美術」の成立と変容──近代化に即して
散切物の「ミナト・ヨコハマ」──開化と望郷と
 
Ⅳ 戦後演劇の肉声
折口信夫の歌舞伎──肌自慢・悪声・表現力
近代演劇の「実験」の系譜
「三島歌舞伎」の記憶と「戦後」──「舞踊」という盲点
新派の光芒──ノスタルジアの行方
観客論としての「ファン雑誌」──戦後東京圏の肉声
歌舞伎の戦後七十年
国立劇場とその時代
戦中・戦後派への追悼
あとがき
人名索引