図書Kobe 1975000068102

KOBE1975

サブタイトル1~10
阪南大学叢書;120 核と原発、帝国と同盟の博覧会
編著者名
坪井 兵輔 著
出版者
かんよう出版
出版年月
2021年(令和3年)11月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
311p,図版xvip
ISBN
9784910004754
NDC(分類)
319
請求記号
319/Ts15
保管場所
閉架一般
内容注記
神戸年表:p290-297 参考文献:p298-307
和書
目次

プロローグ ―核と神戸と博覧会―
核と神戸と博覧会
世界一の港・KOBE
歴史の襞に沈潜する「声なき声」
 
第1章 神戸の相貌―知られざる日米同盟の最前線―
神戸素描
核抑止の最前線
神戸への核持ち込み
アメリカの核戦略
核の終着駅
封印された水爆搭載機水没事故
暴力団と神戸港
 
第2章 神戸と戦前―帝国の策源地―
神戸開港
潜水艦と神戸
軍都の胚胎
大日本帝国憲法と神戸の伊藤博文
不平等条約の起原
憲法の輸入 ドイツとの出逢い
ナショナリズムの伝播装置 皇道と鉄道
 
第3章 神戸と戦争―軍都と聖都の蹉跌―
富国強兵の博覧会
戦争の展示場
陸軍特別大演習
王子公園と博覧会
核との遭遇アインシュタインの来神
日本の原爆開発
神戸空襲
模擬原爆「パンプキン」
神戸の特攻
聖都となった神戸
防諜の犠牲
スパイにされた日本人
相互監視の日常化
自由の否定
聖職者の愛国教育
自治体の戦争協力
 
第4章 神戸と戦後―憲法違反の起原―
敗戦後の神戸
戦災孤児の終わらぬ戦後
原爆孤児の沈黙
神戸の米軍基地
六甲山の米軍アンテナ
封印された憲法違反「民間人戦地派遣」
戦後の戦死者
隠蔽される記憶と記録
韓国でも知られない日本人の犠牲
朝鮮戦争と憲法違反
海上自衛隊阪神基地隊
掃海訓練
 
第5章 神戸と復興―「核」の博覧会―
復興と核ならしの「神戸博覧会」
アメリカの反米封じ込め
癒えぬ同胞監視の痛み
神戸博と占領政策転換
親米の創造「アメリカ博覧会」
聖戦のスタジアム
駅前のアメリカ
世界の核開発競争
原子力平和利用博覧会
原発製造と神戸
アジア初の万国博覧会「核ならしの到達点」
夢と未来とディズニーランド
大阪万博
夢のエネルギー
日本最大の原発拠点
 
第6章 神戸と現在―非核神戸方式―
深海に沈んだ神戸の船乗りたち
日本初の国産原発事故 「原子力船むつ」
「むつ」の漂流 拒んだ神戸
環境汚染列島
地方自治と二元代表制
佐世保の苦衷
核密約の暴露 「ラロック発言」
非核神戸方式の成立
非核の死角
憲法と地方自治
日米両政府と非核神戸方式
フォード来日
非核の否定
照準された非核神戸方式
人類が非核に最も近づいた瞬間
躓きの石
非核神戸方式の現在地
エピローグ ―神戸の「声なき声」―
神戸年表
参考文献
あとがき