満洲移民・青少年義勇軍の研究
- サブタイトル
- 長野県下の国策遂行
- 編著者名
- 本島 和人 著
- 出版者
- 吉川弘文館
- 出版年月
- 2021年(令和3年)9月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- 356,9p
- ISBN
- 9784642039055
- NDC(分類)
- 334
- 請求記号
- 334/Mo84
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 索引あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
凡例
下伊那郡図
序章 満洲移民と下伊那-送出「全国一」の記憶と記録-
はじめに
一 検証の前提
二 満洲移民の記憶と記録
三 課題への接近と先行研究
おわりに 本書の課題と構成
第一章 武装移民から満洲信濃村建設へ-国策化以前の県単独開拓団-
はじめに
一 武装(試験)移民からはじまる下伊那の満洲移民
二 信濃海外協会による満洲愛国信濃村への動き
三 「御下問」と満洲信濃村への動き
四 満洲信濃村と下伊那
五 満洲信濃村と県議会
おわりに
第二章 松島自由移民-満洲・自由への憧れと下伊那郡町村長会の混迷-
はじめに
一 写真「送吉林省松島自由移民団」をよむ
二 松島親造の帰郷と下伊那の情勢
三 松島自由移民の募集開始と下伊那郡町村長会
四 募集をめぐる動きと下伊那郡町村長会
五 下伊那郡町村長会の変節と転換
六 体験者の証言にみる松島自由移民の記憶
七 分村送出と下伊那郡町村長会
おわりに
第三章 「国策の線に沿つて進む」下伊那郡町村長会-日中戦争下の満洲視察-
はじめに
一 「下伊那村」建設への動きと満洲視察
二 日中戦争開戦と満洲視察の「中止」
三 一九三八年の年明けと視察決定
四 参加者それぞれの事情と背景
五 満洲農業移民地視察の記録を読む
おわりに
第四章 「模範村」川路村の分村決議-村内不一致と県の介入指導-
はじめに
一 明治期から分村決議以前の村政
二 満州移民講演会の設立と寄附の募集
三 難航する先遣隊募集
四 特別助成村指定と新たな問題
五 経済厚生祈願祭のかいさいと「二百戸」送出に固執する村当局
おわりに
第五章 顕在化する川路村の亀裂-難航する団員募集と県の斡旋-
はじめに
一 団員募集の難航と村議会の動き
二 中央の介入と県による圧力と斡旋
三 経済状況の好転による募集難航と再び村長辞任表明
四 村長辞任、公後任をめぐる混乱と勤労奉仕隊の派遣
五 実際の送出数を検証する-各種名簿から
おわりに-非協力という「分村拒否」
第六章 川路分村完成を促す県の指導と介入-上伊那の村々と南佐久郡海瀬村からの参加-
はじめに
一 県による川路分村促進とテコ入れ
二 上伊那郡からの「応援」
三 飯田市からの応援の試み
四 南佐久郡海瀬村、川路分村入植に至る背景
五 海瀬村の中心人物と清水清分村団長
六 老石房川路分村と海瀬村からの入植者
おわりに
第七章 満蒙開拓青少年義勇軍送出と下伊那教育会-教師たちの動きと少年たち-
はじめに
一 成勝園義勇軍送出の拓務訓練
二 昭和十七年度編成(一九四一年募集)の割当増と拓務訓練計画の決定
三 下伊那四二校二〇八名が参加した拓務訓練
四 参加二〇八名中「確定者」は六二名
五 送出を担当した教員たちの戦後の回想
おわりに
終章 敗戦間際まで続いた国策満洲移民-送出「全国一」へ向かった下伊那-
一 満洲開拓第二期五ヶ年計画と下伊那
二 拓務省委員中原謹司の満洲視察と下伊那
三 なぜ、下伊那から多くの人びとが満洲へ向かったのか
おわりに-「全国一」と「国策の線に沿つて」
あとがき
索引
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