昭和零年
はじめに
時には深い森へ入ってみよう (物理学者・江崎玲於奈)
あんな時代はもうごめんですなあ (落語家・桂米朝)
1945年8月9日午前11時2分 (医師・小林栄一)
大本営発表で「歴史」は書けない (作家・永井路子)
終戦告げた「大売り出し」のチラシ (イオン名誉会長・岡田卓也)
うなる魔球も平和だからこそ (野球解説者・杉下茂)
満州の旧友と交わした堅い握手 (元・建国大学生・山ロ一郎)
私たちのことを見捨てないで (元・中国残留婦人・田中松枝)
沖縄、いまだ「捨て石」なり (元・沖縄県知事・大田昌秀)
「君が代」を強制する監獄国家 (作家・丸谷才一)
「憲法九条の蓄積」を無にするな (政治学者・篠原一)
忘れられない部隊長の訓辞 (富士通名誉会長・山本卓眞)
空襲下で見たヒトラーの贈り物 (俳優・大滝秀治)
今なお蘇る「機銃掃射」の悪夢 (ソニー顧問・森園正彦)
九十九里浜防衛戦に燃えた日々 (元・明治大学総長・宮崎繁樹)
「和敬清寂」を知っていますか (茶道家・久田宗也)
忘れられない「初めての投票」 (作家・杉本苑子)
国会議事堂の椅子で決意したこと (元・社会党書記長・山口鶴男)
象徴なのだから「女帝」もいい (元・宮内庁式部官長・角谷清)
「一神教」が日本を狂わせた (哲学者・梅原猛)
いまこそ「知足」でいきましょう (映画監督・松山善三)
日本の民主主義にも希望はある (歴史学者・色川大吉)
兄の死が導いたキリスト教への道 (元・日本銀行総裁・速水優)
愛国少年が労働運動を志すまで (元・同盟会長・宇佐美忠信)
戦後、日本人は悪くなった (脚本家・橋田壽賀子)
命の尊さは宗教で教えよう (僧侶・菅原信海)
国を立て直すための「わが信念」 (鹿島名誉会長・石川六郎)
人生の応援歌は七転び八起きから (作詞家・星野哲郎)
思考を放棄した新聞が国を滅ぼす (評論家・森本哲郎)
八月十七日の「鉄拳制裁」 (元・内閣官房長官・野中広務)
おわりに