図書キズアト ワ イエズ000068002

傷痕は癒えず

サブタイトル1~10
シベリヤ抑留手記
編著者名
朝岡 武男 著
出版者
創栄出版
出版年月
1992年(平成4年)1月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
173p
ISBN
4882502372
NDC(分類)
916
請求記号
916/A88
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はじめに
 
(一) 日ソ開戦
1 大東亜戦争末期
2 日ソ開戦の日
3 ソ連軍侵入
4 前線陣地へ出動
5 嵐の前の静けさ
6 初めて敵機に襲わる
7 吾が部隊出撃の日
8 敵機の蹂躙(じゅうりん)に任す日々
9 危うく危機を脱す
10 逃げ廻る日々
11 停戦の噂流れる
 
(二) 敗戦
1 全面降伏の日
2 旧兵舎跡へ収容される
3 捕虜生活始まる
4 帰国の噂
5 遂に大腸カタルにかかる
6 孫呉の仮収容所を出発
7 死の行軍
8 遂にソ連領へ入る
9 ソ連領を再び強行軍
10 集団農場に入る
11 天国から洩れる灯(あかり)
12 移動は続く
13 鮭の河
14 遂に捕虜収容所へ入る
 
(三) 捕虜生活の始まり
1 ギヴダ収容所とは
2 初めて坑内に入る
3 最初の坑内作業
4 夕食は一握りの小麦
5 坑内の地獄絵図
6 落盤の下で死を思う
7 粘土の味
8 栄養失調死第一号
9 麻酔なし痔の手術
10 野外の壮烈な手術
11 引き裂かれた小指
12 酷寒の便所通い
13 高橋又一君との出逢い
14 坑内で倒る
15 痔疾の再発
16 坑内で二度目の卒倒
17 次は朝岡が死ぬぞ
18 一木君との奇遇
19 一木君の急死
20 地上作業へ移される
21 冷凍地獄
22 命がけの辷(すべ)る坂
23 リンチ地獄
24 勇者中馬少尉
25 髭面(ひげづら)の効用
26 早春の兆(きざ)し
27 人が獣性に還る時
28 脱走そして死
29 虱と風呂
30 ギヴダからライチハへ移される
 
(四) ライチハ収容所の生活始まる
1 集団農場の作業
2 一般労働者の住居を視く
3 集団農場でのあれこれ
4 思想教育
5 ラーゲルで
6 上野氏との出会い
7 全員殆ど病気
8 つれづれの日々
9 食堂勤務に移される
10 食堂でのあれこれ
11 ドイツ捕虜との感激の交歓
12 初めて来た慰問班
13 ソ連兵と性解放
14 二度目の冬が来た
15 内地への初通信
 
(五) ハバロフスク収容所へ移さる
1 ハバロフスクへ移動
2 ダモイいよいよ実現へ
 
(六) 日本帰還の第一歩
1 ハバロフスクからナホトカへ
2 遂に帰還船に乗る
3 一路故国へ
4 舞鶴上陸―そして郷里へ
 
あとがき