原子雲の青春
巻頭写真
まえがき
Ｉ 発刊に寄せて
発刊に寄せて （社団法人瓊林会会長・土井定包）
「被爆」を越えて （長崎大学経済学部長・高島忠）
発刊に寄せて （三菱重工業株式会社長崎造船所総務部長・伊東正敏）
長崎から核兵器廃絶のアピールを （元長崎国際文化会館長・松永照正）
ＩＩ 恩師の原爆投下前後の思い出
原爆落下前後の学園 （元長崎大学名誉教授・故河野吉男）
長崎を覆う原爆の雲の下で （長崎大学名誉教授・坂口幹生）
ＩＩＩ 昭和二十年四月長崎工業経営専門学校入学者被爆等状況一覧及び予備調査等の集計結果
学徒動員・兵役服務・被爆・救援活動等状況一覧
予備調査等の集計結果
ＩＶ 被爆体験記
三菱長崎兵器製作所茂里町工場での被爆者
機械工場
一瞬の閃光が引き起こした惨状 （足立良三（旧姓鶴野））
わが青春のひとこま・被災記録 （荒木龍吉）
原爆体験記 （有馬豊吉（旧姓石尾））
悪夢の八月九日 （小山高秀）
私の原爆記 （大久保昭二）
被爆体験記 （鐘ヶ江敏）
原爆症を克服して （坂井幸夫）
被爆の思い出 （庄野毅一）
あの日のこと （早田守（旧姓副島））
学徒動員と戦争の終結－終戦がもう少し早かったら－ （高木昌章）
戦争の中の若者たち （仲直敏）
九死に一生 （能見時助）
被爆者健康手帳のこと （福田吉春）
「殉難」という二文字 （船山正之）
今もあの日は忘れない （松尾誠（旧姓北原））
二十世紀の悪魔 （松永壽昭）
私の原爆体験 （森川義朗）
真昼間の闇の後に （山口禮治）
原爆瓦礫のわが青春 （山崎忠次）
原爆と私（被爆当時のメモ抜粋より） （吉田喜一）
奇跡も奪った原爆 （吉武昭）
仕上・組立工場
被爆回想 （大庭辰彌）
地獄を見てきた男 （菊池信敏）
松田さんらに救われて （田中直喜）
あの雲の下で （畑野昭雄）
母を奪った原爆 （牧野辰彦）
若き青春 （松井末治）
鍛造工場
私の原爆被爆体験 （田﨑和夫）
恐怖に戦く悪夢の一日 （田中誠）
私の原子爆弾被爆体験記 （播摩和夫）
私の被爆後の長い九時間 （廣瀬郁馬）
鋳造工場
当時を顧み今を思う （碇和衞）
私の被爆体験 （後瀬巌）
原爆体験記－その日から終戦まで－ （森永正人）
設計部
一被爆者の上申書 （菅和昭）
平和への願い （中村和雄）
倉庫課
原爆体験記 （石橋泰）
忘れないぞ、笹浦君 （岩永兼密）
被爆の一日 （松田昭二）
事務所
被爆前後 （成田豊太郎）
勇気づけられた一粒の乾パン （和田節男）
配属職場不詳
学徒動員 （緒方多賀雄）
キリストの啓示（さとし）たもうか長崎へ 身をもて平和の使徒たれと （片山正彦）
被爆記 （鍬信秀（旧姓山田））
私の被爆体験記 （中村一彦）
三菱長崎兵器製作所日見トンネル工場での被爆者
被爆後の救出作業 （秋吉昭一）
私の被爆体験 （空戸正義）
昭和二十年八月九日より十五日迄の思い出 （古賀義孝）
紅蓮夏日 （棚澤博之（旧姓平山））
爆心地に殉難の友を探して （寺田敏）
今も鮮明に！！（五十年前の出来ごと） （畑瀬正也）
トンネル被爆前後 （平尾文雄）
学校・自彊寮での被爆者
病気に二度救われた私 （有田安夫）
戦争に翻弄された青春 （泉田正義）
原爆の恐ろしさによせて （内山寛）
原爆の落下音 （長藤定司）
自宅での被爆者
黒煙と死臭の町 （上田博士）
原爆投下直後に入市して被爆した者
一日違いで命拾い （井之上正敏）
八月九日ハ不在 （古賀孜）
手紙・はがきを遺（のこ）した被爆殉難者
登校免除を学校に願い出るための手紙 （故岡新君）
中学校の学友に送るために被爆前に書いたはがき （故木村榮君）
Ｖ 資料
三菱重工業株式会社長崎兵器製作所の沿革
長崎市原爆被災地復元区域図
三菱長崎兵器製作所茂里町工場配置図
三菱長崎兵器製作所茂里町工場係部・課・工場名
三菱長崎兵器製作所在籍従業員数
職員・工員数
学校別動員学徒数
三菱長崎兵器製作所の空襲及び原爆投下による被害状況
昭和二十年八月一日の空襲による被害状況
昭和二十年八月九日の原爆投下による被害状況
長崎工業経営専門学校開設の経緯
昭和十八年から終戦時までの学徒動員の推移（学徒動員に関係する閣議決定等）
昭和二十年四月長崎工業経営専門学校入学者の志願から被爆し終戦を迎えるまでの経過
昭和二十年度生徒募集要項
昭和二十年度志願者数・合格者数及び入学取消者数
新入生徒動労動員不参加者の始業式挙行伺
新入生徒勤労動員不参加者の登校免除を学校に願い出るための証明書
本校新入生及び父兄あての「本校入学に際しての注意」
新入学生に対する出頭通知伺
新入生徒入学宣誓式挙行伺
八月一日から被爆し終戦を迎えるまで
昭和二十年度長崎工業経営専門学校転入学状況等
授業再開
転入学状況
文部省学校教育局長名、昭和二十一年度高等専門学校入学者選抜に関する通知
あとがき