戦争・我が青春
発刊によせて
はじめに
第一章 徴兵検査と入隊
第一節 徴兵検査
第二節 入隊
一、 入営
二、 兵営生活
第三節 新兵の時のエピソード
一、 お前は女を知っているか
二、 兵隊は要領を本分とすべし
三、 芸者さんの盃
第二章 中支戦線へ
第一節 出征
第二節 大沙坪の警備
一、 陣地の警備
二、 陸水作戦
第三節 師団司令部勤務
一、 ただ一人選抜
二、 宣務部での勤務
第四節 武昌から上海へ集結
第五節 中支戦線の思い出
一、 特殊慰安所のこと
二、 古兵殿
三、 危うく命拾い
四、 支那酒で足をとられる
五、 あんまの話
六、 車を乗り換えて命拾い
七、 女性の化粧の臭いに酔った話
八、 メシ、メシ完了(ワンラ)か
九、 糞尿桶の飯
第三章 南海「ブーゲンビル島」に転戦
第一節 ブインに上陸
第二節 「ブ島」について
一、 ブ島の位置、面積
二、 ブ島の住民
三、 ピヂン語
四、 原住民の衣食住
五、 信仰
六、 原住民の踊り
七、 原住民の出産
第三節 「キエタ」地区に進駐
第四節 ヒゲの宣撫班長
第五節 テーナゴ地区に進駐
一、 宣撫工作に従事
二、 敵スパイ根拠地掃討作戦
第六節 米軍タロキナに来襲
第七節 ファウロ島に転進
第八節 タロキナ作戦に参加
一、 タロキナへ進撃
二、 戦闘
三、 原住民の厚意
四、 ルンバに集結
五、 タロキナ作戦を顧みて
第九節 タロキナ作戦後の我が軍の警備態勢「第四十五連隊ソロモン戦記」から
一、 態勢の整理
二、 食糧事情の悪化と現地自活
第十節 カイノに集結
一、 食糧確保
二、 ビトー部落へ食糧調達
第十一節 モロニー地区の進駐
一、 モロニーでの宣撫活動
二、 オラミに駐留
三、 布教活動と医療活動の準備
四、 大隊本部主力の実状
五、 忘れられない戦友たち
六、 布教と医療活動
七、 米軍機モロニーを爆撃
八、 オラミ事件
第十二節 宣撫活動の強化
一、 ビルマで戦争している話
二、 コーモリの話
三、 モーゼの十戒の話
四、 示威のための実弾射撃
五、 敵性原住民の逆宣伝と女たち
六、 捨身の戦法
第十三節 久永兵長、特攻隊員に転属
第十四節 海岸地区警備隊の状況
第十五節 原住民の離散とモロニーの撤退
一、 敵性化した部落の襲撃
二、 原住民の肉を食べた日本兵
三、 部落民の逃避と原住民との別れ
四、 モロニーの撤収準備のための討伐
五、 原住民の襲撃
第十六節 モロニーの撤収と宣撫班の終末
第十七節 決戦のためブインに集結
一、 総力戦
二、 ブインへ移動
三、 山行かば草むす屍
第十八節 終戦
第十九節 ファウロ島に移駐
一、 捕虜生活
二、 マラリヤと熱帯潰瘍
三、 復員船入港
第二十節 復員
一、 故国へ出帆
二、 故国へ上陸
三、 なつかの郷土へ
四、 私の無事を祈り続けた母
五、 子を思う父の心境
六、 社会復帰
第四章 県ブ島生存者会の結成と遺骨収集
第一節 生存者会の結成の経過
第二節 ブ島遺骨収集に参加
一、 生存者会の活動
二、 遺族の心境
三、 出発
四、 キエタに上陸
五、 遺骨収集作業
六、 帰国
第三節 厚生省のブ島遺骨収集に参加
一、 遺骨収集派遣団員に推せんされる
二、 山、川に昔日の面影いまなお散乱する遺品
三、 現地で慰霊祭
四、 生きる喜びをひしひしと
附記
あとがき