図書目録ダイロク シダン ノ シュウエン資料番号:000067888

第六師団の終焉

サブタイトル
慟哭と鎮魂の戦記
編著者名
熊本県ブーゲンビル島生存者会 編
出版者
熊本県ブーゲンビル島生存者会
出版年月
1994年(平成6年)4月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
296p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/Ku34
保管場所
閉架一般
内容注記
参考資料:p271
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

発刊に寄せて(熊本県知事・福島譲二)
発刊に寄せて(熊本市長・田尻靖幹)
鎮魂の戦記に感動(熊本日日新聞社社長・永野光哉)
発刊のことば(熊本県ブーゲンビル島生存者会会長・東輝)
 
第一部 思い出のアルバム
その(1) ブーゲンビル島・あの日
その(2) ブーゲンビル島・その後
 
第二部 元兵士たちの手記
私たちはこう戦った
第十七軍のあしあと(全国ソロモン会)
東部ニューギニアからソロモン諸島へ/ラバウル攻略/ガ島撤退/タロキナ作戦
恨みは深しプリアカ河畔(元・歩兵第十三連隊旗護分隊・松井末時)
戦死者の屍を跳ねあげる猛烈な敵機銃弾/牟田連隊長に脚を引かれて壕内へ/苦渋の十三連隊撤退命令
平和な国を目ざして(元・第六師団騎兵第六連隊・後藤政雄)
夜光虫を集め、道灯りに/復員・・・ふるさとも焼け野原に
ブーゲンビル島の想い出(元・第六師団司令部・松上隆夫)
十三連隊長、大隊長相次いで戦死!/米軍と交替した豪軍・ブ島で猛攻
ガリップの味(元・第六師団騎兵第六連隊・河北俊男)
ブイン浜へ食塩受領へ/栄養失調、マラリア、熱帯潰瘍/倒れた敵将校の胸に金髪女性の写真が・・・/敵機の翼に「日本降伏」
三途の川を半ば渡り・・・やっと帰還(元・歩兵第十三連隊・藤井祐良)
トコ守備隊の前に突如、敵上陸用大型艇/敵弾直撃!倒れる/南海に散った戦友を偲んで
(その一)祖国の安泰と必勝を信じつつ逝った戦友に捧げる(元・第六師団司令部師団副官・中川成長)
中支を離れるに当って/上海でも感激/トラック島での戦艦大和/マイカにおける出来事/モシゲタにおける敵機の猛襲/師団山での戦闘指揮/師団長と二人でサワ川を渡る/現地自活について
(その二)英霊の叫びを聞こう
タロキナ戦後の情勢変化について/神田師団長、第十七軍司令官に就任/師団副官より参謀部付を命ぜられる/終戦の勅命拝受/その後の状況について/一転話題は「食べもの」ばかり/白米に味噌汁を食べたい/天女のように見えた看護婦たち/再度氷川丸に乗船/終わりに
中隊の行動と私(元・第六師団衛生隊・藤崎一人)
中隊の事務にあたる/原住民と協力関係をつくる/断崖をカズラで上げ下ろし・・・負傷兵移動/遂に栄養失調で倒れる/沖縄出身兵が大活躍!/終戦・捕虜生活に/21年3月なつかしい故郷・湯浦に
8月17日に知った終戦(元・騎兵第六連隊・倉岡重蔵(故人))
新米運転で弾薬、食糧の輸送/三太郎峠を越え、ルルアイ川を渡る/山本連合艦隊司令長官の戦死/原住民の襲撃も・・・味方から敵に
昼は天国、夜は地獄(元・第六師団衛生隊・中山弘規)
島全体を揺るがす二百五十瓩爆弾/夜毎の敵攻撃にノイローゼとなる兵も/山本大将の出迎え閲兵・・・中止/馬の頭のスープも「おいしーっ」/生命つないだ椰子の実、ブ島野菜
野砲六最後の勝ちいくさ、バインの勝利(元・野砲兵第六連隊・蔵原惟和)
斉藤連隊長の戦死/砲のない野砲六歩兵となって・・・/勝利の戦い、バイン攻略/地雷原を匍匐前進!/「突っ込めー」敵陣へなぐり込み/戸上曹長、壮烈な自爆/息つく間なく次の攻撃!/敵の携帯用一人蚊帳を〝頂戴〟/中隊長兼小隊長兼軽機手の中尉どの/
豪州軍、屍体収容のための攻撃も
忘れないうちに(元・独立高射砲第四十五大隊・坂井晃)
山本司令長官機、撃墜される!敵機が撃墜後30分以上も銃撃・・・/高射機関砲隊にインド兵二個中隊も・・・
男泣きした思い出(元・野砲兵第六連隊・井村梅男)
褌(ふんどし)を火縄代わりに
思い出の記(元・歩兵第十三連隊砲中隊・梶村勝治)
新曲琵琶曲 友成部隊(歩兵第十三連隊)(小田一二作詩/武本錦桜作曲)
ブ島戦線(軍歌・戦友のメロディで)(元・騎兵第六連隊・大西愛次郎)
ブーゲンビル島慰霊巡拝に参加して(元・第七十六兵站病院付・大平哲郎)
亡き父を偲ぶ娘の訴えに、ただ涙・涙
回想のブ島戦線(元・歩兵第十三連隊・鈴木繁角)
ブーゲンビル島周辺における戦闘概要(元・第十三連隊第二大隊・大橋義人)
ラバウルからブーゲンビルへ/撤退続けブ島へ/13連隊全員特攻で敵の後方攪乱
餓死線上の戦い南海ソロモン戦線懐古(元・師団司令部副官部・小島忠雄)
山本五十六司令長官の戦死/敵の反撃始まる/芋畑に伏せた頭上に敵爆弾が・・・/戦友たちが次々に戦死/飯盒のメシを分け合って・・・秋永師団長の温情/将官島の思い出/鬱憤ばらしの将官たち、「東條批判」も/戦争さえなければ・・・美しい南海の島々
ジャングルの奥で兵器づくり(元・第十七軍司令部病馬廠・城光宣)
マイカ根拠地に農園づくり/特技者集め、まず農機具を製作/改造地雷、手榴弾もつくる
南海の孤島ブーゲンビルに散った戦友の冥福を祈って(元・第十三連隊本部付・山崎竜男)
壕内に伝わる「突撃、玉砕」命令
ブーゲンビル島を偲んで(元・第六師団衛生隊衛生班・西田正也)
タロキナ作戦にも参加/勲章より遺骨収集を!
戦時下の青春・南海の島で祖国のために戦った若者たち(元・第六師団司令部騎兵衛兵・有田重人)
パラオの海は静かで美しかった/物資補給なく、六分ガユをすすって/コロンバンガラ総攻撃/タロキナ進撃/直撃弾受ける/総攻撃命令出る/きらめく南十字星/「日本降伏!」男泣き/迎えの母艦見ゆ
激戦!タロキナの戦い(元・野砲第六連隊第七中隊・堤源太郎)
「浜田、小松、大丈夫か」
左肘に焼け火箸当てた衝撃!豪州台の戦闘に参加して(元・第十三連隊第二大隊本部付・井出末光)
「突っ込め!」の号令で飛び出す/無念・・・左手を切断/野戦病院のベッドの上で兄と再会/玉砕覚悟で帰隊
工兵第六連隊かく戦えり(第六師団工兵第六連隊ブ島戦友会)
アムンデル・ムンダ作戦に参加/歩兵連隊と協力、タロキナ作戦/激戦わずか二名となる小隊も/遂に連隊全員が挺身特攻!
豪州台の戦いに参加(元・輜重兵第六連隊第二中隊・馬原道彦)
戦車の轟音、炸裂する砲弾!
ブ島作戦、泥まみれの戦い歩兵第四十五連隊の配属下で(元・第六師団衛生隊・東輝)
ブ島・師団衛生隊の編成/ブ島上陸・ジャングルと原住民/ムグワイ駐留ブイン飛行場設営に/雨の三太郎峠で黙々と道路づくり/ナタケナ警備・新任小隊長に思わぬハプニング/「ユーカピタン」「ミー、ナンバー2」/酋長夫人の御馳走で歓迎会/
制海権、制空権を失い、装備・兵力・天と地の差の中で戦う/まさに要塞!連合軍のタロキナ飛行場防衛陣地/敵飛行場を攻撃し占領―眞方支隊/第二次タロキナ攻撃・ナタケナ―キエタ―ヌマヌマまでの行軍/豪華!ビーフステーキで晩餐/砲弾を背負い、雨の山道を!/
毒芋の御馳走?ようやくラルマ河を渡る/仮繃帯も弾の中・タロキナ到着第一夜/麻酔無し・・・大腿骨切断の大手術!/新任少尉・・・任官の日の戦死/死闘!眞方支隊総突撃!/戦い利あらず遂に撤退へ/戦争は絶対にしてはならない
野砲第六連隊第五中隊の戦跡(元・野砲兵第六連隊第五中隊・澤村壽雄)
未踏のジャングル内に砲車陣地/サゴ椰子の澱粉で生命をつなぐ/終戦・捕虜生活でも病死つづく/第五中隊戦没者
 
第三部 元兵士たちの証言
日本一の精鋭、苦難の旅へ 座談会その(一)
上海から南海のブーゲンビル島へ転戦
六師団、上海出航して南下/まだ健在だった戦艦大和・・・トラック島/ラバウル上陸、早速敵の空襲!/輸送船が沈没、山崎大佐も裸で海中に/小橋大隊長、三八銃を批判?/クラ湾の攻防、コロンバンガラ上陸に苦労/ムンダ・アルンデルで大きな損害
最後の一兵となるまで、十三連隊百八十名の決断 座談会その(二)
玉砕覚悟!陣地戦から全員特攻戦へ
一個班十名前後の特攻班を編成/ジャングル内をまるで獣のように/エンジン停止し、滑空で地上の音を収録する敵偵察機!/敵を恐怖に追い込んだゲリラ戦/十三連隊戦没者四五五一名、帰還者三二二七名/戦友の死骸に木の葉をかけて/
出て来ない特攻十三連隊、終戦・・・大津参謀の説得でやっと折れる/まるで将棋のコマだった兵士たち
これが陸軍の特別攻撃だ! 座談会その(三)
ジャングルの中を神出鬼没、吸着爆雷と火炎瓶で肉迫!
第十三連隊の最後/しまった!工兵の攻撃が先行・シシガキロの特攻作戦/敵の急襲に褌一つで応戦!/日本の兵隊さん、早く降伏しなさい・敵はスピーカー作戦/「死んで帰ってこい!」と怒られて・・・/「自動小銃」対「三八式歩兵銃」の戦い/
終戦・・・豪州兵の姿でジャングルを出る
 
あと書き(熊本県ブーゲンビル島生存者会事務局長・冨田正)
 
資料
ソロモン群島略図
「ブーゲンビル島」第六師団作戦概要(案)
第17軍最後の複郭陣地(略図)
豪州台攻撃図
対豪軍戦闘経過要因(略図)
第六師団関係戦没者概要
中支よりブーゲンビル島へ至る第六師団の行動概要(年表)
善良素朴、親しんだ「ピジン・イングリッシュ」
第六師団歌
熊本県ブーゲンビル島生存者会・会員名簿

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