図書目録マツムラ ケンゾウ資料番号:000067835

松村謙三

サブタイトル
三代回顧録
編著者名
松村 謙三 著/武田 知己 編
出版者
吉田書店
出版年月
2021年(令和3年)7月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
viii,429p
ISBN
9784905497974
NDC(分類)
289
請求記号
289/Ma82
保管場所
閉架一般
内容注記
「三代回顧録」(東洋経済新報社,1964年刊)の改題改訂 松村謙三関係略年譜:p403-417
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次


第1章 生い立ち、早稲田遊学
山本勘介の後裔に導かれる
憲法誤記で切腹さわぎ
竹槍持って投票に
豪放な友人たち
暑い寒い、とはなんだ……
酒客博士論文を書かず
安部先生の講義に感激
〝赤スネ〟姿の早慶戦
卒業半年前に渡支
名優団十郎も参る――天下無比の太刀山
 
第2章 新聞記者時代
毛布をかぶって取材――つかみ所のない若槻次官
相場で千円もうける――三木社主の命令で経験
名古屋銀行の取付け騒ぎ――二、三年まとめて勘定払う伊藤公
北浜大火を通信――親戚に数奇伝の持ち主
〝千里眼〟をスクープ――五十種類の科学実験
噴火?の伊吹山に登れ――姉川流域の大地震
頼母木氏、日本初の飛行機作る――箱根で「観楓画会」を開く
 
第3章 大隈侯の思い出
大隈侯付きの記者に――婦人には温雅な態度
居眠りして冠のひもを焼く――専門家を驚かした演説
豪壮だった生活ぶり――朝吹英二が幕僚に
〝楠公権助論〟の主張――福沢諭吉、大隈侯と提携
怪物行者、飯野吉三郎――豪傑、田淵真面目を発揮
国葬よりも国民葬で――母堂、蓮根の糸で織物
 
第4章 政界へ
父と祖父をなくす――閑を利用して植林
二、三百票差で落選――東園知事、県営電気を実現
ヒスイをばらまく――天津で成功した中野長作
辻政信、酒豪大観に参る――天才画家、菊池左馬太郎
ビールは酒でない、西能氏――選挙は体力の争い、上埜さん
県議会で便所問答――盟友のため弁護に立つ
平軍逆に源軍を破る――倶利伽羅峠の北陸大演習
張作霖爆殺事件――田中内閣ついに総辞職
鬼気人に迫る中野の演説――用意周到な永井氏
浜口雄幸、半日で組閣――町田氏の秘書官になる
 
第5章 浜口内閣から斎藤内閣まで
町田農相の逸話
十円で起請文買い取る
仏像の魂を抜いてもらう
河野一郎、減俸反対をあおる
浜口首相悲壮な退院
伴食大臣に偉材
〝率勢米価〟で米穀法改正
一発の凶弾、大器を斃す――総裁候補井上氏の遭難
文相を棒に振った鳩山氏
軍部初の政策干渉
 
第6章 動乱の時代、そして終戦
守られた議会制度――平沼氏、翼賛体制に怒る
百万円の選挙資金――西園寺公、反対の民政党へ用立て
二・二六事件勃発――若槻前首相、避難を拒む
軍主張の戒厳令を一蹴――町田商相の気概に感嘆
川崎氏の死に暗然――小川商工大臣、寺島参与官
崑崙丸、一瞬真っ二つ――かえらぬ加藤、助川両氏
悲鳴あげた二十四時間の対局――三好英之の〝脅迫初段〟
大日本政治会を結成――総裁に南大将、幹事長松村
世界へ終戦呼びかけ――戦局収拾を使命にした鈴木首相
涙の中に〝聖断〟下る――阿南陸相、大罪を謝し自刃
 
第7章 占領から復興時代へ
東久邇宮内閣誕生――近衛公のたのみで厚相受諾
進駐に殺気立つ厚木――高松宮、海軍を説得
廃墟に規格住宅――芦田氏、労働対策に困惑
幣原内閣の農相に就任――正力氏、河合次官を説得
配給量わずか三日分――石原将軍、酵素肥料を無償提供
陛下、大凶作をご心配――那須博士に協力要請
皇室の御物を代償に――マ元帥、陛下の御心に感動
畜産の統制を解除――山林経営に心血注ぐ
総司令部から追放令――三土氏、内相就任に条件
陛下、伊勢にご参拝――堀切内相、治安維持に努力
 
第8章 追放、再び政界へ
武蔵野でしいたけ栽培――郷里の山林を売りぐい
子犬は売るものだ――〝幣松商会〟はお流れ
憲法第一条で大論争――陛下、憲法改正へご決断
煙と消えた三木金鉱――砂金の上に立つ町、金沢
重光氏を改進党首に――吉田内閣打倒で遊説
 
第9章 先人、盟友をしのぶ
苦節十年の加藤総裁――剛愎果敢の横田千之助
病院で晩酌三合――強情不屈の伊沢多喜男
若槻さんとわらじ酒――床次氏、突然の脱党騒ぎ
〝来たり、見たり、敗れたり〟――永井氏、勝太郎を天下に宣伝
最終バスに乗り遅れるな――ついに民政党を離党
死児の横で原稿書き――町田氏『東洋経済』を創刊
山口銀行の基盤をつくる――八十一歳で二時間の大演説
町田氏の説得で決意――吉田氏、自由党総裁に
私財投げだし政党作り――中島氏の〝原爆〟話に驚く
財界で異彩の人物――池田成彬と小林一三の両氏
解説(武田知己)

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