日本大空襲「実行犯」の告白
- サブタイトル
- 新潮新書;917 なぜ46万人は殺されたのか
- 編著者名
- 鈴木 冬悠人 著
- 出版者
- 新潮社
- 出版年月
- 2021年(令和3年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 216p
- ISBN
- 9784106109171
- NDC(分類)
- 391.2
- 請求記号
- 391.2/Su96
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 参考文献:p215-216
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
序章 死蔵されていた空軍幹部246人の告白
半世紀ぶりに発掘された〝肉声テープ〟 すべてがルメイの責任なのか? カギを握る空軍の〝社長〟 見向きもされなかった「マリーコレクション」 赤裸々に語られる〝野望〟
第1章 〝空軍の父〟アーノルドの野望
空軍独立を成し遂げた英雄 日本への空爆すべてに関与 ライト兄弟から操縦を教わる 航空戦力の重要性を確信 蔑まれ続けた弱小組織 第二次大戦前の空軍力は世界6位 功を奏したルーズベルト大統領への直談判 真珠湾攻撃がすべてを変えた
空軍はチャンスをつかんだが…… 賭けに出たアーノルド 成果を上げたドゥーリットル空襲
第2章 航空軍〝独立〟への切り札=B-29
航続距離の長い最新鋭爆撃機 第二次大戦航空ショー 総開発費は原爆の1・5倍 計画は博打だった 高度1万メートルの壁 ルーズベルトとの約束 B-29を構想していた男
第3章 アメリカ航空戦略の原点・ミッチェル
天才・ミッチェル 航空戦略の基礎とミッチェル・スクール 航空隊と海軍の衝突 無視された実験結果 「殉教者」が残した思想 1924年に真珠湾攻撃を予言
第4章 航空軍の真価が問われた日本空爆
「攻撃目標は敵国家の心臓部」 B-29をめぐる「陸・海軍」対「航空軍」の争い 指揮権を手にしたアーノルド 「精密爆撃」を実戦で試す機会 大統領が掲げていた人道主義 ミッチェルに心酔していたディズニー
第5章 机上の空論だった精密爆撃
誤算に次ぐ誤算 アーノルドからの手紙 命中率わずか7% 空爆を阻んだ〝想定外〟の問題 追い詰められたアーノルド ヨーロッパでの失敗 最後のチャンス 「パールハーバーを忘れはしない」 愕然とするハンセル もし司令官が代わらなければ……
第6章 焼夷弾爆撃へ追い込まれるルメイ
カーチス・ルメイ登場 ルメイの胸の内 海軍の日本空爆成功で強まるプレッシャー ついに発せられた爆撃指令 密かに準備されていた焼夷弾空爆計画 「これは野蛮な戦争である」
第7章 こうして無差別爆撃は決行された
「超高高度」から「低空」への転換 3つの条件が揃った 実行された無差別爆撃・東京大空襲 空爆がいったん止まった理由 無差別爆撃を生んだ思想 重慶爆撃の先例 毒ガス攻撃も準備されていた
第8章 空爆はなぜ2000回にも及んだのか
地方の中小都市へも拡大した焼夷弾爆撃 犠牲者46万人 スティムソンの危惧 焼夷弾か原爆か 新たな20万人の犠牲者
第9章 受け継がれる勝者の思想と戦略
独立を果たした航空軍 空軍トップに立ったルメイ 冷血なイメージへの違和感 ルメイへの叙勲 今も精密爆撃を追い求める空軍
おわりに
あとがき
参考文献
番組製作スタッフ
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